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だれの息子でもない
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だれの息子でもない

神林長平(著者)

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だれの息子でもない

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2014/11/11
JAN 9784062192484

だれの息子でもない

¥220

商品レビュー

3.3

23件のお客様レビュー

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2025/07/12

自分を補助してくれるネット上に作った自分のコピー、アバターが世の中に普及している世界で、亡くなった父親のアバターと出会い事件が転がり始めていく。SNSのサブ垢と本垢が使い分けられている今と、大して変わらない世界なのではと感じた。自分たらしめるもの、人たらしめるものは何かを、視界も...

自分を補助してくれるネット上に作った自分のコピー、アバターが世の中に普及している世界で、亡くなった父親のアバターと出会い事件が転がり始めていく。SNSのサブ垢と本垢が使い分けられている今と、大して変わらない世界なのではと感じた。自分たらしめるもの、人たらしめるものは何かを、視界も感覚も現実と仮想が曖昧に感じられるようになるほど、深く理解しておかなければならないのだろう。

Posted by ブクログ

2022/11/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「意識」にフォーカスされた物語。 「僕」の意識の産物である死んだはずの親父と、漫才のように物語が進む。親父は「意識」の中に存在しているにもかかわらず、車を運転したり、酒を飲み始めたり、「僕」の上司に触れてみたり、やりたい放題なのだが、逆に「おまえはオリジナル(実体)なのか」と訊いてくる。 この、何が実体で何が仮想かよくわからないまま(読者に理解させぬまま)、ドタバタといろんなことが起こる。あたまの中を整理しようにも、いつも隣に親父がいて、なにやら語りかけてくるのだから、一向に整理がつかない。これがなんとも、深刻な事態にもかかわかず、ローカルネタとあいまって本当に面白い!(ファニーでありインタレスティングでもある) 私たちは現実というものを「五感」をインターフェースに、「意識」を介在させて脳内に現実を再構成している。だから、「真の現実」というものをどれだけ正しく意識しているかわからないし、そもそもそのような「真の現実」は、思考実験の上にしか存在しない。科学すらも意識が創り出したフィクションだという解釈は、非常に革新的だと感じた。 では、たとえばその「現実の観測」をデバイスを使ってできたとしたら、現実の「私」は、そしてそれによって再構成された「私の意識•アバター」は何だろう。何のために存在するのか、そして何を目的に存続するのか。 そんな問いかけに答えを出そうとするようにして、僕と親父は議論をしながら、人生を語り合う。 人生は記録(ログ)ではない。結末のこの言葉に込められた意味は、抱腹絶倒のストーリーで忘れてしまいそうになるが、本質的で、人間にとっての「意識」を肯定する最大の賛辞ではないかと思う。

Posted by ブクログ

2020/06/16

ドタバタ劇なのだが、ネットにより自我が多重かつ希薄になるさまがありありと描かれていて、不気味。 最後は野生生物もネットに入り込んでいるんじゃないか?という説まで浮上し、そんなことがあったら、もはや収拾がつかないじゃないか、と思う。

Posted by ブクログ