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それをお金で買いますか 市場主義の限界 ハヤカワ文庫NF

マイケル・サンデル(著者), 鬼澤忍(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2014/11/01
JAN 9784150504199

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商品レビュー

3.8

52件のお客様レビュー

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2024/04/28

2023年末からこれまでの間に資本主義、民主主義に関する本をいくつか読んだ。どれもとても面白かったが、「市場主義の限界」と銘打つこの本もとても面白かった。以前読んだ「これからの正義の話をしよう」よりも読みやすかった。 今から10年前の2014年に出たこの本には、公平・不公平、善...

2023年末からこれまでの間に資本主義、民主主義に関する本をいくつか読んだ。どれもとても面白かったが、「市場主義の限界」と銘打つこの本もとても面白かった。以前読んだ「これからの正義の話をしよう」よりも読みやすかった。 今から10年前の2014年に出たこの本には、公平・不公平、善、道徳、倫理、冒涜、腐敗、効率といった言葉がよく出てくる。モノやコト、サービスを商品化して値札を付けて販売し、その多寡で評価する場を市場と呼び、何でも市場化してその運用を市場に任せることに警鐘を鳴らしている。僕自身、自分が居た会社でやりたくないことを業務委託契約に基づいて外注し、悪気を感じるどころか良いこと(Win-Win)をしたとさえ思っていた。これはまだカワイイ方で、この形式がもっとエスカレートして金額さえ相応しければ犯罪をほう助したり、実行すらしてしまうようなケースが出てきている。こういうことをただ嘆くのではなく、序章に記載のあった次の言葉を心に置いておき、正しく測る自分のモノサシをもっておきたいと思う。 ■問題となる善(健康、教育、家庭生活、自然、芸術、市民の義務など)の価値をどう測るべきかを決めなければならない。これらは道徳的・政治的な問題であり、単なる経済問題ではない。

Posted by ブクログ

2024/03/24

市場の原理と倫理のせめぎ合い。何を売り買いしていいのかは、できることと、やってもいいとみなされるかの境界が曖昧で、時代とともに変わっていくという、正解のない問いに対する考察。いろんな事例があって面白いが、自分の考え方を変えるほどのインパクトは無い。

Posted by ブクログ

2024/03/18

ようやく読み終わった。 難しかった。できればもう少し分かりやすく書いてほしかった。 市場主義の浸食により、道徳や善や規範が失われているが、あなたたちはそれでよいのかい?という内容。 ただ個人的にこの善と規範という観念が時と場合によって解釈が違うように感じるため、なかなか肌感覚...

ようやく読み終わった。 難しかった。できればもう少し分かりやすく書いてほしかった。 市場主義の浸食により、道徳や善や規範が失われているが、あなたたちはそれでよいのかい?という内容。 ただ個人的にこの善と規範という観念が時と場合によって解釈が違うように感じるため、なかなか肌感覚に合わず分かり難い場面が多かった。 善は時に公共益と解釈したほうが良い場面だろうと思うことがあったり、時に道徳であったり信念とまとめた方がしっくりくると思うことがしばしば。 (だから本文では「善」とひとまとめにしてあるのだろうが) 規範の方はさらに捉え方が難しい。 結局、自分の中にこの文脈がないから捉えにくいのだと思うし、この文脈を持つためには私は市場主義に侵されすぎているのだろうと思う。 金銭で売買されてしまう時間や場所、道徳心や風景。 それに慣れていくことは悪いことではないのかもしれない。 時には経済的解決が簡潔で妥当と思える時もあれば、なんでもお金で解決することは腑に落ちない時もある。 基本的には経済主義的解決方法は効率が良いのだが、真心が伴わないことも多いのだろう。 いわゆる間違った勝ち方というものかもしれない。

Posted by ブクログ

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