二人のマンデラ 知られざる素顔

ジョン・カーリン(著者), 新田享子(訳者)

• 販売会社／発売会社: 潮出版社
• 発売年月日: 2014/11/04
• JAN: 9784267019951

商品レビュー

2023/09/23

南アフリカに行くに当たり歴史の本を読み、映画インビクタスを観てネルソンマンデラの事をもっと知りたくなって借りた本。尊敬するリーダー、政治家。

2018/01/25

チャラい感想が書けない程、真摯な生き様に脱帽。
ロベン島の獄中でアフリカーンス語を習得したなんて、自分が釈放後にするべきことをどれだけ長期的視野で考えてたんだか。常に謙虚で誠実、気遣いの人。かつ現実的な妥協や和解もでき、大胆な行動力もある(1995年のW杯の経緯なんてドラマみたいだ！)。でも結構、外見や体裁も気にする伊達男でもある（笑）。
しかし、私生活には恵まれなかったようで。ウィニーの悪妻ぶり、ゴージャス過ぎる。いやいや、そりゃ亭主の27年に渡る投獄期間、娘達を抱え、警察の嫌がらせにもめげず、世俗で夫の活動を支え。よく頑張ったと思うわよ。でもね〜。
そもそもこういう女が、ノーベル平和賞を貰うような男を亭主に選べちゃうあたり、神は残酷と言うか…。

2015/02/11

ガンジーやキング牧師など偉大な指導者はたくさんいますが、マンデラは自分の生きてきたリアルタイムのヒーローである。アパルトヘイトは小学校の時に習ったし、南アフリカのラグビーワールドカップは社会人になったあたりの出来事だ。
で、あるがマンデラ氏の人柄、政治手法については全く知らず、本書で初めて知りました。

その人たらしぶりは凄いですね。カリスマなんでしょう。で、そのカリスマが夫婦関係では発揮されない。あるいみ、バランスがとれているんでしょうね。

行動力や思考力や表現力．．．リーダーたるものの資質はいろいろあるけど、本書でかかれているマンデラのオーラ、包容力、つまりはカリスマということなんです。
（坂本龍馬っぽいと思ったりしました。）