こちら討伐クエスト斡旋窓口(1) ヒーロー文庫

岬キタル(著者), 霜月えいと

• 販売会社／発売会社: 主婦の友社
• 発売年月日: 2014/10/01
• JAN: 9784072981818

商品レビュー

2023/08/24

鑑定能力持ちの異世界転生した主人公が貴族の庇護のもと、ギルド職員として活躍していくお話です。活躍しすぎて狙われたりもしますが。

現世での営業スマイルと鑑定能力で活躍だけではなく、魔力は高いし、精霊も味方につけるしで、実質チート持ちですね。だからといって戦闘能力がそこまで高いわけではないです。

物語としては、基本的にお仕事での日常系ですね。

ギルドの窓口の仕事、鑑定能力を使った鑑定所の手伝いが主となります。

そんな仕事を普通にしてたはずなのに、結構偉い貴族や皇族なんかとも絡まったりします。窓口としても優秀なので、高ランクの冒険者にも信頼されて助けられたりもします。

そもそもとして、主人公を庇護している貴族が、かなり有名人でお偉いさんなので、貴族絡みで困ったことがあっても、その後光で対処可能なのです。

後半は最近急上昇のパーティに発生したトラブルを対処することになって、がっつり巻き込まれて、結局死にかける羽目に…。

文章はとても読みやすいです。テンプレート的なモブが多々出てきて定番の事件を起こしますが、特に違和感や飽きも無くスラスラ読めて、面白いです。

主人公の立場や能力的に事件に巻き込まれやすいので、何かしらトラブルが発生するのですが、周辺の友人たちや本人の能力でサクサクっと解決していくのも楽しいです。

良い作品でした。

2018/12/19

異世界へと転生し、天涯孤独となった主人公。
昔の自分を求めていった場所で、獣人の女の子を
拾って帰ってきた。

しかも相手は記憶がなくなってしまったという。
まぁこの世界で生きて行こう、と踏ん切りが
ついたようですが、それでもまだ無気力。
普通を目指しているものの、この世界の普通から
逸脱してしまっている主人公は、どうなるのか。
というのも気になりますが、彼の存在が
どう世界にかかわっていくのか。

ちまちまとして事件が勃発して解決していってますが
これが後のフラグになるのかならないのか。
半分ぐらいから出てきた彼女はフラグなのか。
それをいうなら、最後に出てきた赤い彼女は
どういうフラグなのか、も気になります。

2015/09/30

冒険者ギルドの窓口担当が主人公．
とりあえず真新しさはあるよね．
お前が出かけるんじゃねぇのかよ，的な．
で，なんか噂になる．
「あの窓口で受けると達成できる」とかそういうのが．

もちろん種も仕掛けもございます．
窓口の彼，実はチート持ってるんです．
一般的に物品だけだと思われてる鑑定がレベルカンストで
人物のステータスとかスキルとか見えちゃうんです．
本人も知らない情報が．
で，それに沿ったクエストを斡旋していたわけです．

そんな感じで窓口業務やってたんだけど
その能力が知られてしまってなんやかんや．

まぁそうだよな．
受付で
「いってらっしゃい」
「報酬はこちらになります」
「武器は装備しないと意味が無いぜ」
みたいなだけだと単調だもんな．