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少女霊異記
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2014/10/01 |
JAN | 9784163901442 |
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少女霊異記
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商品レビュー
2.7
20件のお客様レビュー
「小説伊勢物語 業平」や「小説小野小町 白夜」の高樹のぶ子先生の著書。 勝手に「日本霊異記」の中から少女が関わるものをモチーフにした作品かなぁと思って手に取りましたが、まったく違いました。 舞台は現代。現代の奈良で起こった少し奇妙な出来事を、薬師寺で護符の売り子をしている主人公が...
「小説伊勢物語 業平」や「小説小野小町 白夜」の高樹のぶ子先生の著書。 勝手に「日本霊異記」の中から少女が関わるものをモチーフにした作品かなぁと思って手に取りましたが、まったく違いました。 舞台は現代。現代の奈良で起こった少し奇妙な出来事を、薬師寺で護符の売り子をしている主人公が古い地名や「日本霊異記」を頼りに紐解いていくという怪異譚。古い地名や古典は作者の得意分野ですね。 初出は「文學界」。主人公は22歳の社会人女性なのに、タイトルと言い、表紙イラストと言い、ラノベ色全開です。新しい読者層を狙ったのでしょうか。文庫本化に当たっては「明日香さんの霊異記」と改題されたようです。改題後の方が良いです。 本編は6つの短編に分かれていて、それぞれ「日本霊異記」の各譚との縁が語られますが、各話が軽くて消化不良感が残ります。どうせなら、もっとじっくり腰を落ち着けた話にして欲しかったです。 話としては、主人公が絵馬に書かれた不穏な文言を発見する1話目「奇しき岡本」が一番面白かったかな。
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初出 2012〜14年「文學界」の連続6話 高畑明日香は薬師寺の売店の売り子さんだが、地名好きで、『日本霊異記』の愛読者だ。 母親が殺されたという少年が会いに来て、日本霊異記の記述と地名から母親の行方を探しに行くが、行った先でわかったのは少年は10年前に死んでいたのだった。後...
初出 2012〜14年「文學界」の連続6話 高畑明日香は薬師寺の売店の売り子さんだが、地名好きで、『日本霊異記』の愛読者だ。 母親が殺されたという少年が会いに来て、日本霊異記の記述と地名から母親の行方を探しに行くが、行った先でわかったのは少年は10年前に死んでいたのだった。後日母親に会えたと絵馬に書かれていた。 同じ手法で次々と困りごとを解決していく。転任して行った地理の教師の教え子の飛鳥寺の鐘楼に関係する失踪。率川神社で偶然出会った明日香に近づいてくる男。この後この岩島さんと付き合うようになり、謎解きに協力してくれる。 停電復旧工事中に父親が目の前で落雷で死ぬのを見た桃ちゃんが、実は1200年前の復讐をしに来た雷を取り込んでしまった。明日香が雷丘で日本人の1200年に渡る罪を雷神に謝罪するのは、一番印象的な物語。 あとは母親の夢解きと乳癌の話。八角形が押し寄せてきて八尾の由義神社に行き、道教と称徳天皇の無念の思いにたどり着き、霊異記の作者の戒景が烏の姿で現れて自分に伝えてくれたことを悟る。
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※このレビューにはネタバレを含みます
日本霊異記はおもしろいと思うし、題材として珍しいと思うので興味をひかれてよんだ。 まず第一にキャラ設定が好みではないからかもしれないが、登場人物に誰一人として愛着を持てずに読み終えてしまった。現代を生きるにしては、若干浮世離れしすぎてないか?
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