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中東革命のゆくえ 現代史のなかの中東・世界・日本

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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 大月書店 |
発売年月日 | 2014/10/23 |
JAN | 9784272230204 |
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中東革命のゆくえ
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商品レビュー
4
2件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
中東をめぐるその報じられ方に関する指摘が重要だなと思う。 つまり、中東をめぐる言説の中での「宗派対立」に関して、以下のような指摘もある。 「最近の中東、あるいは国際政治全般をめぐる報道や分析はあまりに『宗派紛争』をめぐる言説に満ちているので、われわれは何か事件が起きるたびに特定の宗教・宗派の歴史や教義について勉強せねばならないような気にさせられる。だが、これは間違ったアプローチであって、宗教・宗派の勉強をしたからといって『宗派紛争』のメカニズムを理解できるわけではない。宗派があるから『宗派紛争』が起きるのではなく、むしろ紛争を必要とし、作りだそうとする国際的な力があって、その紛争を担う単位として特定の『宗派』が『発見』され、新たな性格を付与される、という仕掛けになっていると言えるのではないか。そしてこれはおそらくは、『冷戦』後の世界各地で報じられる『エスニック対立』や『部族紛争』等とも共通する現象であると思われる」(26頁) 世界は同時に相互に関連しながら動いており、その背景には、基本的な利害対立がある。 しかし、それはある地域では部族対立として捉えられ、ある地域では宗教対立として捉えられ、ある地域では歴史認識対立として捉えられる。 全くそうした対立がないとは言えないが、そうした利害対立において重要な要因として、多くの地域に共通するのは経済的権益をめぐる対立ではないだろうか。 それはグローバリゼーションとともに進展している面もあり、その指摘を本書でもしているところが面白い。
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安倍政権流の積極的平和主義ではなく、憲法の初心に帰り、戦争と植民地主義を否定することによってこそ、日本は現在進みつつあり暗い谷間から抜け出して、中東を含む、国際社会で名誉ある地位を占めることができる。 日本は中東に対する侵略戦争や占領に加担するのではなく、これを正面から批判、糾弾...
安倍政権流の積極的平和主義ではなく、憲法の初心に帰り、戦争と植民地主義を否定することによってこそ、日本は現在進みつつあり暗い谷間から抜け出して、中東を含む、国際社会で名誉ある地位を占めることができる。 日本は中東に対する侵略戦争や占領に加担するのではなく、これを正面から批判、糾弾すべきである。
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