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元素変換 現代版〈錬金術〉のフロンティア 角川EPUB選書015
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2014/10/01 |
JAN | 9784040800165 |
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商品レビュー
3.5
4件のお客様レビュー
http://lib.s.kaiyodai.ac.jp/opac/opac_details.cgi?amode=11&bibid=TB10070817
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現代の錬金術と言われている、常温核融合(元素変換)について書かれた本。 核反応には大きく分けると2つあって、1つは核分裂、もう1つが核融合なのだそうだ。 2つとも大きなエネルギー放出することには変わりないのだが、核分裂が燃料1グラムで石油に換算すると1.8トン分のエネルギーを生...
現代の錬金術と言われている、常温核融合(元素変換)について書かれた本。 核反応には大きく分けると2つあって、1つは核分裂、もう1つが核融合なのだそうだ。 2つとも大きなエネルギー放出することには変わりないのだが、核分裂が燃料1グラムで石油に換算すると1.8トン分のエネルギーを生むのに対し、核融合では石油8トン分のエネルギーを生み出すらしい。 ただし核融合の場合、反応に必要な温度が1億℃~10億℃だそうで、制御がしづらいという大問題があるようだ。 もし常温で核融合(元素変換)が実現できるとすれば、小規模な施設で大きな発電が可能になり、現在問題となっている核廃棄物の無害化、そして安価な物質からレアアースを創出するなど、まさに錬金術的なイノベーションが可能となるのだ。 この研究にはまだ多くの課題があるようだが、放射性廃棄物の処理技術については、ぜひ早期に実現していただきたいと思う。
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元素変換って、何だ? その名の通り、元素を変換して違う元素にすること。そんなことが出来るのか。 元素変換のおおもとは、常温核融合である。 常温核融合といえば、昨今のSTAP細胞騒動と同じように、できたできた、と発表したら違ってた、というやつである。 ところが、常温核融合は...
元素変換って、何だ? その名の通り、元素を変換して違う元素にすること。そんなことが出来るのか。 元素変換のおおもとは、常温核融合である。 常温核融合といえば、昨今のSTAP細胞騒動と同じように、できたできた、と発表したら違ってた、というやつである。 ところが、常温核融合はその後もジリジリと研究が進められてきた。エネルギー発生ではなく、元素変換という大技を引っさげて。 元素変換のすごさは、希少金属を、それほど希少でないものから作り出したり、といった、まさに錬金術、である。こんなことが出来るわけない、と思いたいところだけど、物によってはもうできている。 サイエンスレベルではなくエンジニアリングレベルでどしどし作られるようになったら、モノの価値やら、いろんなものが変わってしまいそうだ。 そして、セシウム137やストロンチウム90といった放射性物質を、別の元素に変換して無害化する、という野望も掲げられている。取材対象となった三菱重工業は、それらを元素変換研究の最優先としているという。 放射性物質の無害化というとてつもないことが実現すれば、巷で起こっている原子力関係の問題のほとんどは、よくあるケアレスミスやら怠慢やらだけに収斂する(いや、それもまずいか)。 その元素変換のアウトラインと、日本で進められてきた研究のお話。 まだまだ先の話、であろうけれど、エキサイティング!
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