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半農半Xという生き方 決定版 ちくま文庫
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半農半Xという生き方 決定版 ちくま文庫

塩見直紀(著者)

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半農半Xという生き方 決定版 ちくま文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2014/10/01
JAN 9784480432063

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半農半Xという生き方 決定版

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商品レビュー

3.7

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2026/02/19

先日、下関の梓書店さんに伺ったとき、店主さんと常連さんが著者の方についてお話されていた。 大事なこととは知りながら、普段はあまり農業など一次産業の分野の話に触れる機会が少ないので、興味津々で聞き耳を立てつつ、店内に平積みされていたこちらの本を手に取った。 塩見直紀さん著、 「半...

先日、下関の梓書店さんに伺ったとき、店主さんと常連さんが著者の方についてお話されていた。 大事なこととは知りながら、普段はあまり農業など一次産業の分野の話に触れる機会が少ないので、興味津々で聞き耳を立てつつ、店内に平積みされていたこちらの本を手に取った。 塩見直紀さん著、 「半農半Xという生き方」。 ちなみにこの後、店主さんと常連さんのお話に、ありがたいことに混ぜていただいて、「半農半X」の意味を教えてもらうことになる。 常連さんは、実際に他県でその生き方を実践してらっしゃる方で、環境問題のお話から派生して農薬や化学肥料、国における有機農業の定義など、面白いお話をたくさん聞くことができた。 そういえば、今は休止中だけど、昨年末からお気に入りで聴いていたPodcastでも話題になっていた方の本でもある。 …なんだか縁を感じるなぁ。 さて、誰もがその意味に?と思うであろう「半農半X」。 私は最初、半農の部分のイメージで兼業農家を勧めているのかと思っていたが、そうではなかった。 半農、とは、生きていくために絶対に必要な食べ物…そして、口に入れる以上安全であるに越したことはない食べ物を、小さな規模でも自分たちが賄えるだけ作れれば、飢えることはないのだから、残りの半分をX…つまり、なにか自分にとって好きなこと、出来ること、社会に価値が出せることに費やすのはどうか?という提案なのだ。 平たく言ってしまえば、これも、ポスト資本主義なのかな? 最低限の食の部分を市場に依存せず、自給して、その上に自分の天賦を全うする生き方をしよう!というお話。 これ、何がすごいって20年以上前に言ってることなんだよな。 著者の塩見さんがこの考え方を持ち、実践に移すため、京都府綾部市にUターンしたのが1999年。 この本は、綾部に移ってからの生活、同じく綾部への移住者たちのX、田舎の素晴らしさや、環境問題を含めた現代日本の課題にこの提案が向き合える可能性について熱く語られている。 わたしが、1番印象に残ったのは「タネ」の話だった。 農業をする上で大事なタネは、種苗会社の交配種を買い求めることが一般的だが、その交配種は化学肥料や農薬使用が前提になっていたり、そもそもF1種という一代交配…つまり、次の年もまたタネを種苗会社から購入しなくてはいけない仕組みになっている。 これは次世代にいのちをつなぐという生命の本質からかけ離れていると、著者は言う。 …確かにそうかも。 ただ、少し情報が一方的かもしれない部分は否めない。 環境問題の、化学肥料に対するネガティブイメージにしても、これだけ増えてしまった世界人口を支える上では必要があったわけで、半自給生活を多くの人が行えるかと言えば、必ずしも現実的ではないだろう。 何より、1番モヤっとしたのが、誰しも使命を持って生きるべきで、誰しも自分のやりたいこと、出来ることを探すべきだ、という主張だ。 ぼんやりただ生きて幸せを感じる人だっているだろう。そこにあえて危機感を煽る必要はないんじゃないかな?と個人的には思った。 ただ、やはりこうやって書籍にする上では、強めの主義主張は大事だし、書いてある内容は、今の世の中を生きていく指針としてオルタナティブになることは素晴らしいと思う。 とりあえず、何度も書くけどこの考え方を20世紀の終わりに組み立てて、2000年入ってすぐに実践してるその行動力、本当に尊敬する。 私自身、無理矢理に自分のXを探そうとは思っていないけど、半農…1/4農くらいは出来ればいいな、と思った。

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2025/05/26

里山暮らしの理想がここにある。 そう思えるような本でした。 ただ自分だけがただその土地に"住む"のではなく、里山というコミュニティとして"暮らす"とは何か。そう問いかけている気がしました。 私自身も田舎出身の影響か、住むとこ住むとこで地域の...

里山暮らしの理想がここにある。 そう思えるような本でした。 ただ自分だけがただその土地に"住む"のではなく、里山というコミュニティとして"暮らす"とは何か。そう問いかけている気がしました。 私自身も田舎出身の影響か、住むとこ住むとこで地域の人と関わりを持ちたいと考えており、大家さんなりご近所さんなり仲良くさせて頂いていました。 土地柄が良かったのか、意識してたおかげなのかは分かりませんが、そういった出会いに今も感謝しています。 最近はダウンシフター、里山資本主義など働き方や暮らし方を問う本を読んでおり、その原点といえるこの本を読めて嬉しく思いました。 思想や哲学といった抽象的な内容なので、具体例を知りたい方は実践編もあるようなので、そちらを読むことをお勧めします。

Posted by ブクログ

2024/05/02

約20年前に半農半Xという考え方が生まれたらしい。国(農水省)は最近になり、この半農半Xを喧伝しているが、著者が主張するのは自給農としての半農であり、営利農業を推奨しているような国とは考え方が違う。Xが本業なのだ。里山で米・野菜を自給自足しながら、生きていくために必要な現金を半X...

約20年前に半農半Xという考え方が生まれたらしい。国(農水省)は最近になり、この半農半Xを喧伝しているが、著者が主張するのは自給農としての半農であり、営利農業を推奨しているような国とは考え方が違う。Xが本業なのだ。里山で米・野菜を自給自足しながら、生きていくために必要な現金を半Xで賄う。物質的な贅沢はできないが、精神的な贅沢は何物にも代え難いということだろう。「半農半X」という言葉をオープンソース的にしたのも(国が曲解したとはいえ)良いことだ。ただ、狩猟や屠畜の話題が出なかったことは残念。

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