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肥満 梟雄 安禄山の生涯
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肥満 梟雄 安禄山の生涯

東郷隆(著者)

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肥満 梟雄 安禄山の生涯

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 エイチアンドアイ
発売年月日 2014/10/20
JAN 9784908110009

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商品レビュー

3.5

2件のお客様レビュー

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2017/10/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

なんちゅうタイトル、「肥満」やで。 サブタイトルがなければ、ダイエットか成人病関連の本やと思ってしまう。事実、「肥満」で検索かけてこの作品に巡り合うのは至難の業です。 さて、本論。世界史特に中国史をちょっとでもかじった人なら「安史の乱」は聴いたことがあると思う。玄宗皇帝や楊貴妃ならもっと多くの人が知ってると思う。この本は中国が唐と呼ばれていた時代。玄宗皇帝が楊貴妃を囲って、まさに国を傾けるその時代に活躍した悪者、安禄山を主人公にした物語。漢人が記した歴史では悪者となる安禄山だが、そこには夷敵(異民族)ならではの矜持と差別と意識があったんだということを、この本で知ることになる。 玄宗皇帝に対しても楊貴妃に対しても絶大な忠誠心をささげ、国家資産を食い物にして至福を肥やす寄生虫のごとき連中と対立する位置に立とうとした安禄山が、何故に乱を起こしたのか。何故に醜悪なまでに肥えてしまったのか。大帝国唐(異民族国家なんだと初めて知った。何の世界史を勉強してきてん俺…)と安個人の姿がラップするような、不思議な読感。 身を滅ぼし国家を潰すほどに、贅沢は素敵だ、退廃は魔力だということである。俺はビビりなんで、ちょいちょいストイックなふりをして無難に生きて行きたいと思う。

Posted by ブクログ

2014/12/01

安禄山の物語、 安禄山と玄宗、楊貴妃、唐王朝、漢族、他民族の興亡、 被征服者への大虐殺、三族殲滅、 南京大虐殺を想起させる、 安禄山と史思明 安史の乱 漢民族が周辺を圧迫する社会から、周辺民族が漢民族を圧迫する折り返し点に立っていた者、安禄山であるとする説

Posted by ブクログ

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