- 中古
- 書籍
- 書籍
漢方の口訣 筍庵ひとりごと
定価 ¥3,850
1,760円 定価より2,090円(54%)おトク
獲得ポイント16P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 鍬谷書店 |
発売年月日 | 2014/09/01 |
JAN | 9784861292361 |
- 書籍
- 書籍
漢方の口訣 筍庵ひとりごと
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
漢方の口訣 筍庵ひとりごと
¥1,760
在庫なし
商品レビュー
4
1件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「漢方一途で生きた医師のエッセイ」 著者の山田光胤(てるたね)氏(1924-)は漢方医です。 本書は著者の漢方治療をエッセイの形でまとめたもので、専門誌で好評連載されたものをベースとしています。 山田氏は大正末期に生まれ、昭和26年に東京医大を卒業して医師になります。 虚弱体質で生まれ、幼少期より名医と呼ばれた「大塚敬節医師」の漢方治療を受けていました。 そのため医学生時代から漢方に親しみ、一貫して漢方を学び続けてきました。 師は後に義父にもなった大塚医師で、古典研究も傷寒論、神農本草経、千金方、外台秘要方(げだいひようほう)など古方派を中心に後世派、折衷派など広く学びました。 90歳を越えてなお漢方専門の「金匱会診療所」で臨床に立ち、執筆などにも精力的に取り組んでいましたが、先年帰幽しました。 本書はその70年にもわたる研究が結晶化したもので、「月刊 漢方療法」で好評連載されていたものが元になっています。 文中で著者は「号」である「筍庵(じゅんあん)」と称していました。 内容は、自身の来し方、漢方の秘訣、日常など広く及び、それらがエッセイの形でまとめられていました。 臨床に関連する部分では、名医たちの処方を集めた「本朝経験方」や師から伝えられた口訣、自身が実践する腹診や脈診の技法、経験した症例も多く掲載され、試行錯誤しながら生薬を加味し、方剤同士を合わせながら工夫を加える姿には引き込まれました。 内容は専門分野にも及ぶため、門外漢にはとっつきにくい部分はありますが、読み応えのある好著でした。
Posted by