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「禍いの荷を負う男」亭の殺人 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2014/10/10 |
JAN | 9784167902148 |
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「禍いの荷を負う男」亭の殺人
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商品レビュー
4.3
6件のお客様レビュー
アメリカの作家マーサ・グライムズの長篇ミステリ作品『「禍いの荷を負う男」亭の殺人(原題:The Man with a Load of Mischief)』を読みました。 ジョン・ディクスン・カーの作品に続き、アメリカの作家の作品です。 -----story-----------...
アメリカの作家マーサ・グライムズの長篇ミステリ作品『「禍いの荷を負う男」亭の殺人(原題:The Man with a Load of Mischief)』を読みました。 ジョン・ディクスン・カーの作品に続き、アメリカの作家の作品です。 -----story------------- 海外ミステリ復刊第四弾、田舎町の殺人騒動 平穏な田舎町で発生した殺人。 ロンドン警察のジュリー警視や元貴族のメルローズ、ミステリ好きのアガサ叔母さんらが謎に挑む! ----------------------- 1981年(昭和56年)に刊行されたマーサ・グライムズのデビュー作… リチャード・ジュリー警視シリーズの第1作です。 イングランド中部ノーサンプトンシャーの小村ロング・ビドルトンで連続殺人が発生し、死体が猟奇的な状況下で発見される… 第一の死者ウィリアム・スモールの遺体は絞殺されたうえに旅館(イン)・<禍いの荷を負う男>亭の自家醸造用のビア樽に頭から押し込まれた状態であった、もう一人の犠牲者ルーファス・エインズリーは<ジャックとハンマー>亭の軒先を飾るからくり人形の代わりに梁に固定され、降りしきる雪に埋もれていた、、、 2人は村の人間ではなく、よそ者だった… ロンドン警視庁から派遣されたリチャード・ジュリー警部が地元の有閑貴族メルローズ・プラントやお節介やきの老婦人アガサ・アードリーとからみつつ解決する、興趣満点の佳品……。 英国ミステリの雰囲気がぷんぷんと漂う作風、連続殺人の被害者の関連性や意外な犯人・犯行動機が判明したときの心地良さ、魅力溢れる登場人物、心地よい余韻を与える結末等々… 好みの雰囲気を持った作品で、とても愉しめました、、、 解説に記載してあった、 「クリスティの創造したセント・メアリ・ミードという舞台」に「セイヤーズの魅力的な探偵が降臨する」という図式 という表現がピッタリでしたね… 面白かったです。 事件の謎を解くリチャード・ジュリー警部、それを手助けするメルローズ・プラントの主役も魅力的ですが、独自に捜査を行い頓珍漢な推理を披露して邪魔ばかりするアガサ・アードリーやジュリー警部の助手役のアルフレッド・ウィギンズ部長刑事、ジュリー警部を愛のとりこにしてしまうヴィヴィアン・リヴィントン、幼いダブル兄妹等々の脇を固める人物も魅力的に描かれているところも印象的でした。 リチャード・ジュリー警視シリーズは、本作品を含め13作品が翻訳されていたようなのですが… 既に販売されておらず、本作品だけが新装版として再発されたらしい、、、 他の作品も読んでみたいなー 粘り強く古書店で探すしかないですね。
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書庫にあった古い作品。なぜ今まで読んでなかったか後悔する程面白かった。感想で色々指摘があるようにスピード感がないので前半は少しダルいが、後半からの展開はページを捲る手が止まらなかった。のどやかな村の様子や村人の抱えてる秘密などカササギ殺人事件を彷彿させる作品だった(こっちが古いけ...
書庫にあった古い作品。なぜ今まで読んでなかったか後悔する程面白かった。感想で色々指摘があるようにスピード感がないので前半は少しダルいが、後半からの展開はページを捲る手が止まらなかった。のどやかな村の様子や村人の抱えてる秘密などカササギ殺人事件を彷彿させる作品だった(こっちが古いけど)
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「メールオーダーはできません」の中に出てきたので。 元祖コージー・ミステリーということだったが、 なんだかちょっと薄っぺらいというか、 最初の方は面白なくてどうしたのかと思っていたら、 作者はアメリカ人だったのか…。 後半面白くなってきたので良かったが、 舞台だけイギリスの田...
「メールオーダーはできません」の中に出てきたので。 元祖コージー・ミステリーということだったが、 なんだかちょっと薄っぺらいというか、 最初の方は面白なくてどうしたのかと思っていたら、 作者はアメリカ人だったのか…。 後半面白くなってきたので良かったが、 舞台だけイギリスの田舎にしても、 コージーミステリーにはならないということが分かった。 医者が一人しかいないアメリカの田舎の町で、 次々と殺人事件が起きても疑問を感じないことがある一方、 イギリスの旅館でビヤ樽に頭をつっこんだり、 さらし者された死体には嘘くささがつきまという。 途中で、準主人公に昇格してしまった元貴族が、 爵位を返上した本当の理由が気になる。
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