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つくりたいんは世界一のエンジンじゃろぅが!
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 日刊工業新聞社 |
発売年月日 | 2014/09/01 |
JAN | 9784526073021 |
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つくりたいんは世界一のエンジンじゃろぅが!
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商品レビュー
5
3件のお客様レビュー
マツダの「一括企画」をもっと知りたくて、読んだ。性能ではなく機能に着目するいう「機能エンジニアリング」について解説されている。ポイントは機能を因子に分解して、数字や数式を当てはめ、機能と因子の関係を明確にすることだと思った。 エンジンの事例では「エネルギ」に着目したが、これは足し...
マツダの「一括企画」をもっと知りたくて、読んだ。性能ではなく機能に着目するいう「機能エンジニアリング」について解説されている。ポイントは機能を因子に分解して、数字や数式を当てはめ、機能と因子の関係を明確にすることだと思った。 エンジンの事例では「エネルギ」に着目したが、これは足し算・引き算ができる「たちの良い」数字だ。品質工学的でもある。それ以外の場合にどんな機能を持ってくるかについて、もう少し悩んでみる。
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※このレビューにはネタバレを含みます
日系自動車メーカーとしては、からくり図などの概念を導入してMBDで先行するマツダの話。マツダが絶対正義とは言わないが、本当に自分たちで自分たちの目指すものを決めて、走っていることが素晴らしい。 そもそも論でエンジン性能指標として熱効率を設定し、V字プロセスの機能エンジニアリングでシステム最適、すなわち全体最適を目指した。結果、圧縮比11が限界の常識を覆し、圧縮比14で熱効率40%のガソリンエンジン開発に成功した。 原点に立ち返って、また誰もが疑うことを実直にやり抜いた結果である。機能エンジニアリングというメソッドに注目が行ってしまうが、本当にキーなのはこのマインドではないだろうか? 情報がないからできないとか、そんな知識を持っている奴はいない、とか、そんなことは二の次なんです。まず、やりたいことって何ですか?何を目指すんですか?これにこたえられる人、組織でないと何も始まらないことを思い知らされた。
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マツダの元パワートレーン開発責任者が、いまや多くの自動車会社に影響を与えたスカイアクティブ・エンジン開発の思想について語った一冊。 従来の"性能"を追求する設計ではなく、エンジンの根源的な"機能"に着目して設計を進めるという点がユニーク。...
マツダの元パワートレーン開発責任者が、いまや多くの自動車会社に影響を与えたスカイアクティブ・エンジン開発の思想について語った一冊。 従来の"性能"を追求する設計ではなく、エンジンの根源的な"機能"に着目して設計を進めるという点がユニーク。 その根源的な"機能"を「源機能」と呼び、それを軸にして進める開発を「機能エンジニアリング」と呼んでいる。 スカイアクティブにおける源機能とは、熱効率。ガソリンの化学エネルギーを、運動エネルギーに変換する効率のこと。現在のガソリンエンジンではその熱効率は30% 程度。 その熱効率を40%にするという目標(本書ではステートメント)を掲げ、エンジニアの目指すべき北極星を明らかにしたことが、マネジメントの妙かと感じる。 この熱効率を達成するために、これに関わる因子を洗い出し、個々の因子の相互関係を定量的に明らかにするまでエンジン本体の試作は行わないという開発の手法が、非常にチャレンジング。 通常の開発では、まずはある程度の設計思想が固まったら、試作エンジンを作って、スクラップ・アンド・ビルドを繰り返し、問題点を浮き彫りにしながらその解決をはかるのが一般的かと思う。 根本的な機能の因子を見極めながら設計を進めることは、それが真っ当なやり方と思いつつも、失敗したときのリスクが高いと考えて躊躇してしまう。 それを実現するためには、開発リーダーの決断力が非常に重要だろう。 一エンジニアとして、開発の進め方について多いに刺激を受けた一冊であった。
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