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Red

島本理生(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2014/09/01
JAN 9784120046544

Red

¥220

商品レビュー

3.6

121件のお客様レビュー

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2026/06/16

Redと綴られた白い文字。その上にはオレンジがかった赤い染みが滲んでいる。まるで血の一滴が落ちた跡のようだ。毎月訪れる月経は、女性であることを否応なく意識させる。生々しい生命の証でもある。だから著者は主人公・塔子にこう語らせるのだ。 「たまたま女に生まれて、出産する機能が勝手に...

Redと綴られた白い文字。その上にはオレンジがかった赤い染みが滲んでいる。まるで血の一滴が落ちた跡のようだ。毎月訪れる月経は、女性であることを否応なく意識させる。生々しい生命の証でもある。だから著者は主人公・塔子にこう語らせるのだ。 「たまたま女に生まれて、出産する機能が勝手にくっ付いてて。それだけで選択も責任も引き受けなきゃいけない」 性は単なる肉体的な営みではない。そこには快楽もあれば愛情もあり、承認欲求や自己確認の側面もある。人は性を通じて他者とのつながりを求め、自らの存在価値を確かめようとする。そのため、人間の性は生殖という生物学的な目的だけでは説明しきれない複雑さを帯びている。 生物が雌雄の間で性行為を行うのは、遺伝的多様性を生み出し、種の存続と進化を支えるためだとされる。しかし、人間の性にはそれ以上の意味が込められている。愛情、孤独、不安、欲望、承認欲求。そうした精神活動が複雑に絡み合うからこそ、人の行動はしばしば不可解に映るのである。 本書は、塔子の生と性の軌跡を描いた物語である。この主題はこれまで多くの女性作家によって繰り返し描かれてきた。しかし、性をめぐる価値観や社会のあり方が変化し続ける以上、このテーマは常に現代性を帯び続ける。だからこそ、本作もまた今日的な意味を持つ作品なのである。

Posted by ブクログ

2026/06/02
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※このレビューにはネタバレを含みます

狂気じみてて、、受けつけない。。 だいぶ苦手な部類で、簡素に読み飛ばしながら、結末を急いでしまった。 出張行って浮気して帰宅して、夫に暴言吐いて、夫婦喧嘩で家を出る、、娘しんど。 で、啖呵切って出て行って、浮気相手頼ってるし。 死にそうだって、家庭壊しといて、そばに居なくていいとか、だったら何もしないでおいてくれ。それじゃお話しにならないんだけど。 そして、娘の些細な反応に気付いて改心する母親。。 そりゃ突然お母さん出てって、知らないおじさんに会うことになって、無理だろ。。 島本理生さんの、ピュアで綺麗な話が読みたい、、

Posted by ブクログ

2026/01/24

不倫は絶対に良くないことだけど、主人公の女性の苦悩や葛藤にはどこか他人事とは思えないような同情心を抱くことは否めない。印象的なのは、子供には罪悪感を抱くけど、夫には一度も罪悪感を抱かなかった、と主人公が気づく場面。結婚相手の条件として、お互いを理解して尊重し合える相手にしようと強...

不倫は絶対に良くないことだけど、主人公の女性の苦悩や葛藤にはどこか他人事とは思えないような同情心を抱くことは否めない。印象的なのは、子供には罪悪感を抱くけど、夫には一度も罪悪感を抱かなかった、と主人公が気づく場面。結婚相手の条件として、お互いを理解して尊重し合える相手にしようと強く思った。。。

Posted by ブクログ

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