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オデッセウスの鎖 適応プログラムとしての感情
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | サイエンス社 |
発売年月日 | 1995/01/10 |
JAN | 9784781907529 |
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オデッセウスの鎖
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オデッセウスの鎖
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商品レビュー
4.5
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「オデッセウスの鎖」。一見経済と何も関係がない題名だが、本書を通じて一貫して投げるメッセージ「互恵的であることは、最も経済的効用が高い」が23歳の評者に刺さった。 「合理的経済人は、Greedで、そうでなくては非効率」とばかりにうそぶいていた頃に読みたかった。 「人はなぜ、旅行...
「オデッセウスの鎖」。一見経済と何も関係がない題名だが、本書を通じて一貫して投げるメッセージ「互恵的であることは、最も経済的効用が高い」が23歳の評者に刺さった。 「合理的経済人は、Greedで、そうでなくては非効率」とばかりにうそぶいていた頃に読みたかった。 「人はなぜ、旅行先のレストランでチップを支払うのか」。このことに経済的合理性が見いだせたとき、利己的・機械主義である自分が、世の中に調和していける気がした。 読んでいない人は、是非一読を
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私が経済学を面白いと思うのは、それが合理性を扱う学問だからである。人間を合理性という観点から眺める学問、と言い換えてもよい。この一見しただけでは意味がわからないタイトルの本は、一貫して感情の存在価値について論じている。感情というのは、なければ合理的な判断ができるだろうものとして扱...
私が経済学を面白いと思うのは、それが合理性を扱う学問だからである。人間を合理性という観点から眺める学問、と言い換えてもよい。この一見しただけでは意味がわからないタイトルの本は、一貫して感情の存在価値について論じている。感情というのは、なければ合理的な判断ができるだろうものとして扱われがちだが、ここでは感情がいかに人間に役立つものかが書かれている。といって、感情はあったほうが人生が豊かになる、などとロマンチックなことが書かれているわけではない。徹頭徹尾、経済学的に感情がどう役立つかが論じられているのだ。感情についての考察として、非常に刺戟に富む一冊。
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