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ロッパ食談 完全版 河出文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2014/09/08 |
JAN | 9784309413150 |
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ロッパ食談 完全版
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商品レビュー
4
7件のお客様レビュー
グルメというよりはグルマンかな。 凡百のグルメ本と違うのは、蘊蓄にも高級店礼賛にとどまらないところかな。
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古い口語の文体で書かれているが、食に関するエッセイなのでするっと読める。 昭和30年出版の古い本なのに風俗というか感覚が今でも通じる内容なのに驚く。食べる事は普遍なんだなぁと、実感。 ただ、戦前戦中戦後を経験している作者ならではの感覚は、現代の私達では体験出来ないので考えさせられ...
古い口語の文体で書かれているが、食に関するエッセイなのでするっと読める。 昭和30年出版の古い本なのに風俗というか感覚が今でも通じる内容なのに驚く。食べる事は普遍なんだなぁと、実感。 ただ、戦前戦中戦後を経験している作者ならではの感覚は、現代の私達では体験出来ないので考えさせられる所もあった。 『お金持ちになったら、世界中の食べ物を食べて歩きたいと夢を持っていたが、近頃その夢を捨てることにした。世界を廻ることはない、日本にいた方がよっぽど食べる事に恵まれている。日本こそ食通の天国だと気づいた。食べ物の浮気を続ける事が1番幸福。』
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非常に好みがはっきりしていて、当時の読者を牽引するだけの魅力も説得力もあったんだろう。その辺の「言い切り」が一般大衆に受けるのは今も昔も変わらない。 一方、それ故に、ってことでもないのだろうが、あんまり自分自身の思考を分解する、というようなことはしなかったんじゃないかと思う。...
非常に好みがはっきりしていて、当時の読者を牽引するだけの魅力も説得力もあったんだろう。その辺の「言い切り」が一般大衆に受けるのは今も昔も変わらない。 一方、それ故に、ってことでもないのだろうが、あんまり自分自身の思考を分解する、というようなことはしなかったんじゃないかと思う。無意識に自分が芸能人という特権階級にいることを誇示しようとして、人気商売としてはそのへんのアフターケアというか、後処理はうまくない印象。 で、この辺の後処理の完成形が立川談志あたりにあると思っている。談志は六波のファンだったという志らく師匠の解説があり、このあたりのよもやま話を藝として完成させていったんだろう、というのは想像に難くない。
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