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大学入試 英文法・語法の特別講座 世界一わかりやすい
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大学入試 英文法・語法の特別講座 世界一わかりやすい

関正生(著者)

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大学入試 英文法・語法の特別講座 世界一わかりやすい

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2012/07/01
JAN 9784046025456

大学入試 英文法・語法の特別講座

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商品レビュー

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2024/07/08

タイトルに「世界一わかりやすい」と書かれているので、本当にそうなのかどうかを判断の基準としたレビューを書きます。 あくまで主観を元にしたレビューになります。 結論から言うと、「世界一わかりやすい」は言い過ぎだし、英文法初学者が手を出すのはおすすめできない参考書。 英文法の基礎か...

タイトルに「世界一わかりやすい」と書かれているので、本当にそうなのかどうかを判断の基準としたレビューを書きます。 あくまで主観を元にしたレビューになります。 結論から言うと、「世界一わかりやすい」は言い過ぎだし、英文法初学者が手を出すのはおすすめできない参考書。 英文法の基礎から学びたい学生や社会人で早い段階でこの本に手を出すのはおすすめできない。 しかし、基礎を学び終えた後に標準レベルまでの英文法問題を総括してカバーしたい方であれば、良い本。 解説はとてもよくまとまってるし、関正夫先生らしく要点のまとめ方も秀逸。 さすがベテラン講師、受験生や英文法学習者が引っ掛かりやすいポイントも熟知されているなと感じた。 それでは、なぜ高評価をつけないのか、以下に具体的に詳細を書いていく。 個人的に評価を落としていると考えている点は2つ。 ①キャッチフレーズとは裏腹に、英文法初学者が初めにとりかかれる本ではない この本に巻かれた帯には、学習対象者として「英語がさっぱりわからない…」「この1冊からはじめよう」と書かれているが、それは過大なキャッチフレーズ。 キャッチフレーズ通りの完全初学者、または英文法知識が0の方が本当にこの本から始めると、森に迷い込んで発狂する可能性がある。 その主な理由は、ずばり解説不足にある。 例えばある問題で解答の選択肢が提示されている場合、正解の選択肢以外のものがどうして不正解になるのか、不正解に至る明確な理由が何なのか分からない、または明確に説明できない事があるのだが、その解説が無い事が多い。 正答に関しては解説を読んで理解はしたが、他にこの選択肢でも良いのでは?なぜこれがダメなんだ?と思う事が多く出てくる。 しかし多くの問題の解説の中で、他の選択肢の解説がほとんどされずに終わる事が多い。 もちろん解説が必要のない種類の問題もある(整序問題や、選択肢の内容が明らかに論外な場合など)。 基礎を学び終えてから取り掛かったこの本の問題の正答率が9割以上であった自分でも、そのうちの2割ほどは明確な根拠を完全に言えずに感覚的な解き方(これまで勉強してきてこの言い方は聞いた事ないな、等)で正答を導き出したり、「この選択肢でも良さそうなのに、これはなぜ不正解になるんだ?」という場面があった。 該当箇所の解説を見ても、自分の気になった選択肢について全く触れられない事も多かった。 自分としては今後の応用力をつけるためにも、他の選択肢が不正解に至る根拠もしっかり把握しておきたかったのだが、紙面の問題など、著作側の都合もあったのかもしれない。 とにかくこの点が、初学者に最もおすすめできない理由の主な部分を占めている。 とは言え、解説されている部分においてはとてもコンパクトにまとめられているし、とても分かりやすい。 解説されている内容だけ見るなら、英文法問題の参考書としては分かりやすい部類に入るのは間違いないと思う。 なので、初学者でも始められるというキャッチフレーズでなくて、「(基礎・標準編)英文法・語法の問題演習」的なタイトルまたはキャッチフレーズであれば、個人的には★4~5にしても良いと思っている。 ②ここは好みが分かれると思うが、関正生先生の若かりし頃?の本なので、ここ最近出版された著作よりも毒づきが目立つ。 この先生は昔から毒づく人。 他の英語教師の教え方・既存の英語学習方法に対する批判が目立つと感じる方もいるかもしれない。 この部分が影響して今でもアンチが根強く存在するのではと個人的には思っている。 今より明らかに挑戦的な物言いなので、この部分が鼻につく人にはいるようだ。 明らかに理不尽な低評価レビューをつけてる方の多くにその傾向が見られる気がする。 自分は参考書の内容さえ良ければその部分はたいして気にならないし、この先生の毒づきに対しては、個人的にはその意見に関しても納得できる(言い方はともかく)。 終わりに 高評価はつけていないが、以上の理由から基礎を学び終えた方(解説されていない部分に関しても独力で調べて解決できる人)が手を付ける分には良い本だと思う。

Posted by ブクログ

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