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知らない映画のサントラを聴く 新潮文庫nex
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2014/08/28 |
JAN | 9784101800028 |
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商品レビュー
3.6
67件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
枇杷は自分の存在意義だと思っていたことが、 実は家族からしたら全然そんなことなくて、 「自分って必要なかったんだ」って思ったとき ものすごく悔しかったと思う。 でもこれって自分もそうやけど、 自分以外の他者も同じよね。 枇杷にとっての朝野、昴にとっての朝野。 かけがえがない存在で、 たしかに朝野がいなくなってから 2人は変わったのかもしれないし、 前とは違う自分になったかも。 でも、違う自分でそれなりに生きてるし、 人生は続く。 自分は終わらないし、世界は回る。 人間って結局そうなんだよ。 その中でどう生きるかなんだよ。 そして、その先で何があろうと それは今を生きている人の責任であり権利。 だから枇杷は自由に回ることができる。
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癖の強い文体に戸惑った。 親友を亡くした主人公がその元彼と同棲するという話だが、物語の輪郭をあえてぼかしているような印象が強い。あえてとっ散らかしたまま突っ走るのには驚いたが、この奇妙な文体と作風にはそれがマッチしていて勢いのままに読めてしまった。ストーリーというより掛け合いに独...
癖の強い文体に戸惑った。 親友を亡くした主人公がその元彼と同棲するという話だが、物語の輪郭をあえてぼかしているような印象が強い。あえてとっ散らかしたまま突っ走るのには驚いたが、この奇妙な文体と作風にはそれがマッチしていて勢いのままに読めてしまった。ストーリーというより掛け合いに独特のセンスを感じた。
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友人から面白いからと 押しつけ否プレゼント されました(笑 実際とても面白かった です♪ ストーリーがどうのと いうより登場人物たち の掛け合いが◎ 親友の不慮の死を防ぐ ことができたのではと、 思考のぐるぐるループ に嵌ってしまう主人公。 あのときもしも、私が こうし...
友人から面白いからと 押しつけ否プレゼント されました(笑 実際とても面白かった です♪ ストーリーがどうのと いうより登場人物たち の掛け合いが◎ 親友の不慮の死を防ぐ ことができたのではと、 思考のぐるぐるループ に嵌ってしまう主人公。 あのときもしも、私が こうしてたらあの子は 死なずにすんだのでは ・・・ でもそしたらやっぱり ・・・ でも、あのときもしも 私がああしてたら・・・ ひたすらその繰り返し。 一度ならず、あのとき もしも畑に行ったこと のある身として、 身につまされるものが あります。 そこぐるぐるしてても 本当に仕方ないよって。 そんなの言いだすなら その親友との出逢いに まで遡ってみてほしい。 あのときもしも、寝坊 しなかったらその親友 に出逢えてなかったと、 そこまで遡ってほしい。 一つでもずれていたら 今もまったく違う場所 にいて、 まったく違う人たちに 囲まれていたかもしれ ないと気付いてほしい。 この世界のなにもかも を自分の思いどおりに コントロール出来ると、 そう思いあがっている から苦しみが絶えない のよと。
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