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浮浪児1945- 戦争が生んだ子供たち
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2014/08/11 |
| JAN | 9784103054559 |

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浮浪児1945-
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商品レビュー
4
35件のお客様レビュー
浮浪児たちが、テキヤや売春婦らと交流しながら、死に直面しながら、がむしゃらに生きたこと。冷たい仕打ちをする大人がいて、厳しい理不尽な社会があって、支えてくれる大人もいた。 彼らが築いてくれた今の社会の尊さが伝わってくる。
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人は皆不条理を生きる。 時代も場所も選べず、ただただ訳もわからず、与えられた身体で、頭脳で、決まった環境の下、生まれてしまう。 アメリカ兵の降らせた焼夷弾に焼かれた人も。 降らせたアメリカ兵も。 強姦された人も。 強姦した人も。 踏み躙られた人も。 踏み躙った人も。 それら...
人は皆不条理を生きる。 時代も場所も選べず、ただただ訳もわからず、与えられた身体で、頭脳で、決まった環境の下、生まれてしまう。 アメリカ兵の降らせた焼夷弾に焼かれた人も。 降らせたアメリカ兵も。 強姦された人も。 強姦した人も。 踏み躙られた人も。 踏み躙った人も。 それらの人の中には、多分、今の自分とさして変わらない人もいたに違いない。 今、自分には、帰る家があり、妻も子供もいる。 犬までいる。 正社員としての職場すらあり、生活に苦しんではいない。 自らの手で掴んだと言いたいところだが、与えられた状況の中、ただ恵まれている、というのが実態ではないだろうか。 恵まれてあることに意識的になり、そうでない人々に手を差し伸べることができるとき、躊躇しない自分であることを目指してみたいと感じた。
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朝ドラ「虎に翼」でちょうど浮浪児が出てくるターンがあり、その存在は知っていたけれどもその実態は何もわからないなと思っていたので読んでみた。正直、ドラマで描かれていた浮浪児たちの描写はまだまだ幸運な子たちで(もちろん朝ドラの枠というところでかなり狭い範囲で表現する必要があったと思う...
朝ドラ「虎に翼」でちょうど浮浪児が出てくるターンがあり、その存在は知っていたけれどもその実態は何もわからないなと思っていたので読んでみた。正直、ドラマで描かれていた浮浪児たちの描写はまだまだ幸運な子たちで(もちろん朝ドラの枠というところでかなり狭い範囲で表現する必要があったと思う)、その実態はもっと陰惨で悲劇なんて言葉で表せないほど苛酷だった。この本は実際に浮浪児であった人たちや浮浪児を保護した施設の人たちに話を聞きながら5年がかりでまとめられた本である。浮浪児のなかには自殺した子も多かったという。この本も自殺を図った子の遺書からはじまる。その痛切で思わず一度目を伏せたくなるようなそんな思いが遺書に残されているがこんな子が何人もいたのだと思うと、悲しいとか苦しいとかそんな感情を通り越して今自分が何を感じているのかもわからなくなってしまった。生きるために野犬を殺して食べる、ゴミを漁る、死んだ友の死体から衣服を脱がせてそれを売る。そして最も驚いたのはこうした浮浪児について、社会や大人は戦時中はまだ優しかったが敗戦国になった瞬間に態度ががらりと変わり、とても冷淡になったことも実際浮浪児であった人の証言で残されている。そして浮浪児だからといって行く先々で差別され、終生配偶者にも打ち明けられなかったという人もいた。大人が勝手に始めた戦争で社会の厄介者(浮浪児たちからすればもっとひどい扱いをされた)とされ蔑まれた子どもたちがこんなにも存在したこと、その環境のあまりのつらさに数ページ読むごとに手が止まってしまい、2週間ほどかかった。それぐらい重く目を背けたい内容だった。しかしながら社会で庇護されるべき子どもが親も家も何もかも失くしたのに浄化作戦といって唯一の居場所である上野を追われたこと、保護されたとしても施設での環境も非常に悪く、施設で自殺をした子もいたという。当時社会や大人たちが子どもたちにした仕打ちはもっと知られるべきだし知っておかないといけないと思う。いまでいうとトー横キッズが近いだろうか。本来は保護やケアが必要な子どもたちを大人が”取り締まり”、”補導”する。1945年と2024年と子どもたちに対する温度はどれぐらい変わっただろうか
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