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理系アナ桝太一の生物部な毎日 岩波ジュニア新書780
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2014/07/22 |
JAN | 9784005007806 |
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理系アナ桝太一の生物部な毎日
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理系アナ桝太一の生物部な毎日
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商品レビュー
4.2
41件のお客様レビュー
アナウンサーの楽しい自然体験記…と思うなかれ、かなりレベルの高い内容に触れている。そして、レベルの高さに反して分かりやすい。 中高生時代のチョウ、大学のアナゴ、大学院のアサリ…それぞれで行った研究手法が後の研究や経験にも見事に反映されているのは素直に驚く(普通そんな上手くはいかな...
アナウンサーの楽しい自然体験記…と思うなかれ、かなりレベルの高い内容に触れている。そして、レベルの高さに反して分かりやすい。 中高生時代のチョウ、大学のアナゴ、大学院のアサリ…それぞれで行った研究手法が後の研究や経験にも見事に反映されているのは素直に驚く(普通そんな上手くはいかないものなのだ)。 著者の研究に対する真摯な姿勢に感銘を覚える一方で、これでも「自分は向いてない」と研究者を諦めるその道の厳しさ、自分がいかに上っ面の受験勉強(しかも高校以降は受験勉強をしていないにも関わらず、である)しかしてこなかったかの恥ずかしさなど、様々な感情が湧いてくる。 勉強や研究をするのにも体力がいるって真理だよね。「先ず獣身を成して後に人心を養え」とはよく言ったものだ。
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日テレのエースアナウンサーとして活躍してこられた桝さん。 退社したときは、フリーになったほうが収入も良くなるから、という噂が独り歩きしましたが、入社当時からサイエンスコミュニケーションの仕事がしたいと思っていたことが、この本を読むとわかります。(発行は2014年7月) 少...
日テレのエースアナウンサーとして活躍してこられた桝さん。 退社したときは、フリーになったほうが収入も良くなるから、という噂が独り歩きしましたが、入社当時からサイエンスコミュニケーションの仕事がしたいと思っていたことが、この本を読むとわかります。(発行は2014年7月) 少年時代は野原で昆虫を追いかけ、一貫校の名門中学に入学したら生物部に所属し、ひたすら筋トレに励み、山登り&連泊キャンプで蝶を追い、高校に進級したら学び舎のそばにある有栖川公園の植栽調べに精を出し、公園の高低差を測り、自前で等高線を引き、ジオラマをつくって学園祭で発表した。 東大進学してからは小笠原でのダイビング。海の生物に興味がうつる。そして大学院ではアサリの研究。横浜市の金沢八景の海岸で夏は潮干狩り、冬は干潮の時間が夜中なので、昼間、潮が満ちた状態で海水に浸かり、凍えながらアサリを漁る。 しかし、ここで挫折。アサリの研究をするにも、研究成果をまとめるにも統計学の知識が必要だった。昔から数学が苦手だったため四苦八苦。担当教授からは「君に統計学を教えることは僕の仕事じゃないんだよ」と言われた。この先、研究者の道に進むのはもう難しいかもしれない。 ならば、科学を面白く伝えることを仕事にしよう、そうだ、アナウンサーになろう! ということで、唯一内定がもらえた日テレに入社。 かいつまんでいうとこんな感じ。 そしてここから、みんなが知っているアナウンサーとしての枡さんの人生が始まります。 新人の頃は、「エンタの神様」の前振りを担当(新人アナウンサーが必ず担当していたらしい) 全く場を盛り上げることができず、しんどい経験もした。悩みすぎて眠れない夜も過ごした。 しかし、あるとき、24時間テレビの1コーナーで東京湾にいるスナメリ(イルカの一種)を追いかけるレポートをしたときは、原稿なんかなくても、スラスラと言葉がでてきた。ディレクターからも、枡くんの笑顔初めて見たよ、と言われるくらい生き生きとできた。 そしてついに人気番組、「鉄腕!DASH!」の東京湾再生のビックプロジェクトの担当アナに任命されて、大ブレイク。思い描いてきた仕事にやっとめぐりあえた。 だから退社してからもダッシュの仕事は続けているわけです。 つまりは、桝さんは入社前から、サイエンスコミュニケーターになりたいと思っていたということです。 なんか楽しそうですね、桝さん。 ほんとはNHKの番組に出たかったそうなので、NHKさん、桝さんをメインに据えて、なんか新しい科学番組を作ってください。
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桝さんのまるごと生き物愛に満ちた本であると同時に、少年が青年になり、やがて大人になっていく物語だなと思った。 元々チョウが好きで中高では生物部に入り、その後大学に進学して西表島行きたさをきっかけにスキューバダイビングのサークルに入る。そして海の生物に興味がわいてアナゴやアサリを...
桝さんのまるごと生き物愛に満ちた本であると同時に、少年が青年になり、やがて大人になっていく物語だなと思った。 元々チョウが好きで中高では生物部に入り、その後大学に進学して西表島行きたさをきっかけにスキューバダイビングのサークルに入る。そして海の生物に興味がわいてアナゴやアサリを研究する。大学院にも進学するも、あらためて自分の進路について考える。「好きなことを伝えるのが得意」と気づいてアナウンサーになった。 それだけではキラキラしたように聞こえるが、本人的にはそこまで「デキる」人ではなかったようだ。また、文中に明確には書かれてないけど挫折があったことが伺える。卒論が散々なものだったらしく、「好きな気持ちだけではカバーしきれない自分の実力不足」という言葉からは決して超えることなんてできない挫折感が直に伝わる。この人も苦労した人間なんだ、、、って思うと自分の中の桝さんを見る目がさらに優しくなるのを感じた。 ただ、生物やそれを取り囲む環境も観察してきたからか、いつも目の前の現実をしっかりと捉えていたように感じた。だから、仕事で想定外の事態が起きた時もそれなりの対処をしている(さすがにふて寝は笑えた。しかも案外悪くない効果を生み出してたw)。好きを突き詰めると副産物も生まれる。経験は役に立つときがくる。 クスッとなってたまにウルッとくる素敵な本でした。
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