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公武権力の変容と仏教界 中世の人物 京・鎌倉の時代編第三巻
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 清文堂出版 |
| 発売年月日 | 2014/07/01 |
| JAN | 9784792409968 |
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公武権力の変容と仏教界
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公武権力の変容と仏教界
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商品レビュー
4.5
2件のお客様レビュー
本書では鎌倉時代の歴史の流れをまずはこの時代を彩る人物達を通して叙述し、その後にそれと連動した仏教界の動きを見ていくという流れの参考書になります。 私にとって本書で特にありがたく感じたのは宇都宮頼綱と聖覚について多く語られる点です。宇都宮頼綱は親鸞が東国に身を寄せた際にその地で...
本書では鎌倉時代の歴史の流れをまずはこの時代を彩る人物達を通して叙述し、その後にそれと連動した仏教界の動きを見ていくという流れの参考書になります。 私にとって本書で特にありがたく感じたのは宇都宮頼綱と聖覚について多く語られる点です。宇都宮頼綱は親鸞が東国に身を寄せた際にその地で大きな権力を持っていた鎌倉幕府の重鎮です。彼は法然教団とも深いつながりがある人物でした。このような人物の勢力内だったからこそ親鸞は東国で安心して布教することができた可能性があります。 また、聖覚は『唯信鈔』を著し、それを親鸞が書写したことでも知られる人物です。聖覚は親鸞が慕った高僧というイメージが私達真宗僧侶にはあるのですが、この本ではその彼について驚きの事実が語られます。私もこれには度肝を抜かれました。
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後鳥羽院政から宝治合戦までの時期を対象とした人物論集。それぞれの立場から見える公武関係の相互作用も興味深いが、後半部で扱われる顕密仏教界の様相が面白かった。特に慈円の宗教家としての側面に詳しく言及されていたのが新鮮だった。
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