1,800円以上の注文で送料無料

ぼくと数字のふしぎな世界
  • 中古
  • 書籍
  • 書籍
  • 1213-01-03

ぼくと数字のふしぎな世界

ダニエル・タメット(著者), 古屋美登里(訳者)

追加する に追加する

ぼくと数字のふしぎな世界

定価 ¥2,200

1,045 定価より1,155円(52%)おトク

獲得ポイント9P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2014/07/01
JAN 9784062181686

ぼくと数字のふしぎな世界

¥1,045

商品レビュー

3

2件のお客様レビュー

レビューを投稿

2023/07/17

自閉症スペクトラムでサヴァン症候群、共感覚をもつ著者は、作家で言語学者。2004年に円周率の暗唱でヨーロッパ記録を樹立したらしいが、タイトルにあるような数学とは、あまり関係が無さそうだし、本書も数学を扱う本ではない。数学的な発想を取り扱う本とあるが、やや誤解を誘う。日々の雑感を綴...

自閉症スペクトラムでサヴァン症候群、共感覚をもつ著者は、作家で言語学者。2004年に円周率の暗唱でヨーロッパ記録を樹立したらしいが、タイトルにあるような数学とは、あまり関係が無さそうだし、本書も数学を扱う本ではない。数学的な発想を取り扱う本とあるが、やや誤解を誘う。日々の雑感を綴るエッセイである。ただ、数字の特性が感性に染み込んでいて、所謂、エッセイとは趣きが異なる。その点が面白い。 循環小数とは、ある数をある特定の素数で割ると、小数点以下の数列が果てしなく繰り返されていく数字のパターン。例えば1を7で割ると0.14285714285714285714…となり、142857と言う最小循環数のパターンが永遠に循環していく。次に、この142857 に7より小さな数をかけるとどうなるか。同じ6つの数字の並び方が変わる。2をかけると285714、3をかけると428571のように。 これを6行6連体、セスティーナとして詩に取り入れる。韻を踏むと言うような修辞的技巧とはまた違う。数字のパターンに当てはまる単語を用いて循環するリズムを演出する。日本における俳句も575の素数がリズム感を作っている。何故、その数字なのかはわかっていない。数学と芸術が共有する美的感覚の分野なのだろう。これは、昆虫の世界にもこうした数学の美的感覚が見られる事から、非常に興味深いと感じた点だ。 物理のように気難しく現象を抑えずとも、数字の組み合わせだけで神秘に近づける気がする。猛暑の夏、ぼんやりと数字と世界の仕組みを想像し、うっとりしクラっとする。

Posted by ブクログ

2014/10/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

数字、このいとおしき世界の全て。 数学が嫌いな人は多い。でも、人生のあらゆるところに数学は隠れている。著者ほどじゃなくても、ひとつふたつは、世界に潜む数字の不思議に気付いたことがあるはずだ。それ以外にも、著者は新鮮な発見を伝えてくれる。そうしたら、数学がちょこっとでも好きになる。 アイスランドの数え方とか、掛け算(九九)とか、言語との関連でいくつか、ほー、と思うものがあった。俳句と素数の関係なんて考えたこともなかった。

Posted by ブクログ