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ゴジラ 漫画コレクション 1954-58 復刻名作漫画シリーズ
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ゴジラ 漫画コレクション 1954-58 復刻名作漫画シリーズ

阿部和助(著者), 杉浦茂(著者), 藤田茂(著者)

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ゴジラ 漫画コレクション 1954-58 復刻名作漫画シリーズ

定価 ¥2,200

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館クリエイティブ
発売年月日 2014/07/25
JAN 9784778033019

ゴジラ 漫画コレクション 1954-58

¥825

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2023/10/28
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「おれはひじょうにざんねんだあ」byゴジラ いやあ、面白かったですね、『シン・ゴジラ』!  60年以上の歴史を持つ『ゴジラ』シリーズ。途中で人気が低迷したり、方針が迷走したりしていた時期もあったけど、今回は初代『ゴジラ』をリスペクトしつつ、徹底的に現代風かつリアルに描いたのが勝因でしょうね。いや、堪能いたしました。  さて、1954年に公開された『ゴジラ』第一作とその続編の『ゴジラの逆襲』、当時はすごい人気で、児童誌などに子供向けのコミカライズ(マンガ版)が何本も発表されていました。それらを現代に復刻したが、阿部和助・杉浦茂・藤田茂『ゴジラ 漫画コレクション 1954-58』(小学館)。  何と言っても杉浦茂ですよ杉浦茂! 『猿飛佐助』などの自由奔放なユーモア作品で一世を風靡したマンガ家。2000年に亡くなられていますが、現代でも一部ファンに根強い人気があり、ニコニコ動画で「ゆかいじゃのう」というフレーズが流行ったことがあります。  初代『ゴジラ』公開3か月後に発表されたマンガ版「ゴジラ」は、絵もノリも、本当にいつもの杉浦茂。そのくせ、ストーリーだけは映画版にほぼ忠実なんで、その違和感がはんぱないです。  おかしいのは、ゴジラが喋ること。たとえば銀座の壊滅シーンでは、 > ゴジラ「おれは世界一つよいんだぞう」 > 群衆「もうじゅうぶんにわかったよう」  最後にオキシジェンデストロイヤーで倒されるシーンでは、 > ゴジラ「ひゃあなんだかしらないがくるしい」 > ゴジラ「よくもへんなまねをしたなっ。ううむ、おれはひじょうにざんねんだあ」 「ひじょうにざんねんだあ」と言って死ぬゴジラ。味があります。  あっ、よく見ると芹沢博士、死んでない(笑)。  1955年、『ゴジラの逆襲』の公開に合わせて発表された「大あばれゴジラ」でも、やっぱりゴジラが喋ります。アンギラスとの最初の対戦シーンでは、 > ゴジラ「アンギラスなんかあしでふんづけてやる…えいっ、あいてて…………」 > ゴジラ「いたいじゃないか。せなかにギザギザなんかはやしておくない」 > ゴジラ「おれはいそがしいんだ。きょうのところはかんべんしてやらあ……じつはこれから……」 > ゴジラ「にっぽんへおとうとのふくしゅうをしにいくんだ。きょねんオキシジェンデストロイヤーでかわいそうにやられちゃったからな」  兄弟だったの!?  後半のストーリーは映画版とはまったく違います。ゴジラを追って、アンギラス以外にも、ギョットス、ゾットス、オソロス、スゴンといった怪獣が日本に上陸するんです。これらの名前は、『ゴジラの逆襲』公開前に東宝社内で公募した新怪獣の名前なんだそうですけど、奇妙奇天烈なデザインはやはり杉浦茂のオリジナルでしょうな。  当然、アンギラスも喋ります。 > ゴジラ「やいおまえらにすけだちなんかたのまないぞ。かえれかえれ」 > アンギラス「やかましい。おれたちはスポーツのつもりであばれてるんだぞ!」  おおっ、ゴジラとアンギラスが吹き出しで会話するのって、『地球攻撃命令ゴジラ対ガイガン』(1972年)が最初じゃなかったんだ! 杉浦茂、その前にやってたんだ!  いやあ、珍品ですよね。『シン・ゴジラ』もいいですけど、こういう作品を読んで、初代『ゴジラ』公開時の雰囲気に触れるのもいいんじゃないかと思います。怪獣映画ファンにおすすめの1冊です。

Posted by ブクログ

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