1,800円以上の注文で送料無料
可愛い黒い幽霊 宮沢賢治怪異小品集 平凡社ライブラリー814
  • 中古
  • 書籍
  • 新書
  • 1226-36-01

可愛い黒い幽霊 宮沢賢治怪異小品集 平凡社ライブラリー814

宮沢賢治(著者), 東雅夫(編者)

追加する に追加する

可愛い黒い幽霊 宮沢賢治怪異小品集 平凡社ライブラリー814

定価 ¥1,540

935 定価より605円(39%)おトク

獲得ポイント8P

在庫わずか ご注文はお早めに

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 平凡社
発売年月日 2014/07/14
JAN 9784582768145

可愛い黒い幽霊

¥935

在庫わずか
ご注文はお早めに

カートに追加するカートにいれる

商品レビュー

3.8

9件のお客様レビュー

レビューを投稿

2018/12/08

アンソロジスト東雅夫=編、 宮沢賢治の作品中、幻視や「もののけ」の気配が漂う小品を ちくま文庫『宮沢賢治全集』全十巻から選り抜いた掌短編集。 メジャーな作品が「光」なら、こちらは妖しい「影」の部分か。 Ⅰ 幽霊の章   可愛らしくも不気味な散文詩。   自らを取り巻く美しい自然...

アンソロジスト東雅夫=編、 宮沢賢治の作品中、幻視や「もののけ」の気配が漂う小品を ちくま文庫『宮沢賢治全集』全十巻から選り抜いた掌短編集。 メジャーな作品が「光」なら、こちらは妖しい「影」の部分か。 Ⅰ 幽霊の章   可愛らしくも不気味な散文詩。   自らを取り巻く美しい自然への愛と畏怖、   早逝した妹への哀惜。 Ⅱ 幻視の章   春の情景、だが、待ち侘びた季節を迎えた悦びの中に、   ひたひたと不安が満ちる。   図書館の哲人との別れ。   あるいは分身との取り替えっこ。 Ⅲ 鬼言の章   幻聴のせいなのか、鋭く恐ろしい言葉が並ぶ。   視覚的にも読者を追い込む〔丁丁丁丁丁〕など、   やはり天才と狂気は紙一重か……と。 Ⅳ 物怪の章   優しいもののけと人間の子供の温かい交流。   様々な表現型を取る座敷わらしについて語った   「ざしき童子(ぼっこ)のはなし」が   少し不気味でドキドキする。 ⅴ 魔処の章   宮沢賢治の創作世界の中心である北上山地南西部と   その周辺を舞台に、   人ならぬものとの交感が綴られる。   現在の奥州市に当たる江射郡に伝わる民俗芸能   「原体剣舞(はらたいけんばい)」を舞う   子供たちの様子を活写しつつ、   人間界と魔界の境が朧に滲む様を描き出している。 表題は巻頭「うろこ雲」(p.15)の、 > 小学校の窓ガラスがさびしく光り > ひるま算術に立たされた子供の小さな執念が > 可愛い黒い幽霊になってじっと窓から外を眺めてゐる。 より。 中川学さんの表紙イラストが見事。

Posted by ブクログ

2018/03/22

個人的に、何だか知らないけど『とっこべとら子』は小さいころから、怖くて読めなかった。リテレートがスケプティカルに描いたものなのでではなく、怖かった。  『座敷ぼっこの話』と後何かを読んで、作者はさういふ人なのだと思ってゐた為、宮沢賢治はお父さんから 「怪力乱神を語ってくれるなよ」...

個人的に、何だか知らないけど『とっこべとら子』は小さいころから、怖くて読めなかった。リテレートがスケプティカルに描いたものなのでではなく、怖かった。  『座敷ぼっこの話』と後何かを読んで、作者はさういふ人なのだと思ってゐた為、宮沢賢治はお父さんから 「怪力乱神を語ってくれるなよ」 と言はれたと言ふと違和感がある。さういふをっさん的に、この短編集はちゃんと都合がいいチョイスである。  「おおヨハンネス」とか「ダルゲを名乗るものと」とか込で怖い。うんうん。

Posted by ブクログ

2018/02/28

怪異小品集。宮沢賢治って児童文学の人だと思っていたので、こんないろいろな作品があったとは、と感嘆しました。でもたしかに、昔読んだ児童文学の数々にも、さまざまな意味での「怪異」は描かれていたのかもなあ。 「幽霊の章」に気に入ったものが多かったです。やはり一番好きなのは、「河原坊(山...

怪異小品集。宮沢賢治って児童文学の人だと思っていたので、こんないろいろな作品があったとは、と感嘆しました。でもたしかに、昔読んだ児童文学の数々にも、さまざまな意味での「怪異」は描かれていたのかもなあ。 「幽霊の章」に気に入ったものが多かったです。やはり一番好きなのは、「河原坊(山脚の黎明)」。静かで心地よいとさえ思える恐怖感が、じわじわと染み入ってくる印象でした。「ながれたり」もまさしく流れるような言葉が心地よくって、浸れる一作です。 後半の作品は怪異といえども、怖いというよりはなんだか愉快に思えるものが多い印象でした。「月夜のでんしんばしら」なんてものすごく楽しい気がするのだけれど。それでも考えようによっては怖い……かな?

Posted by ブクログ