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海の翼 エルトゥールル号の奇蹟 PHP文芸文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | PHP研究所 |
発売年月日 | 2014/07/01 |
JAN | 9784569762081 |
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4.1
38件のお客様レビュー
【概略】 イラン・イラク戦争の最中、フセイン大統領がくだした宣告は「48時間以後のイラン領空の航空機無差別攻撃」だった。イラン在住の全ての外国人が国外への退去を始め、それぞれの国が自国民の退去をサポートする。ただ一つの国を除いて。動かない日本政府に対し、なす術もない在イラン邦人...
【概略】 イラン・イラク戦争の最中、フセイン大統領がくだした宣告は「48時間以後のイラン領空の航空機無差別攻撃」だった。イラン在住の全ての外国人が国外への退去を始め、それぞれの国が自国民の退去をサポートする。ただ一つの国を除いて。動かない日本政府に対し、なす術もない在イラン邦人、そこに一筋の光明が。それはトルコ共和国が飛ばしてくれたトルコ航空の飛行機だった。なぜ自国民でない日本人にトルコ共和国が手を差し伸べてくれたのか?それはおよそ100年も前に日本の海で起こったトルコ船籍の船の遭難、そしてそれに対する日本人の救助活動だった。 2024年03月04日 読了 【書評】 4月のトルコ遠征に向けた準備の一環、なんとかしてこのエルトゥールル号にまつわる英語落語を創ることができないかと思って手に取った。関連した本としては2冊目。 こちらは歴史小説としてのアプローチだね。そういった意味では日本政府や自衛隊の派遣に対する反対派への批判といった類の言及はされていない。著者はあくまで物語を綴る立場として気配を消してる。小説としては正しい姿勢だよね。 著者としての主張がストレートに出ていない分、しっかりと登場人物が生き生きと動いてたよね。エルトゥールル号の章における伝造さんやりつさんであったり、テヘランにおける松本夫妻だったり。そして歴史小説ということもあり、野田正太郎や山田寅次郎といった今後また読みたくなる歴史上の人物なども学ぶことができた。こういう出会いは、本当にありがたい。 これは読み手としての能力不足なのかもしれないけれど、ごく稀に「うん?誰の〇〇〇?」という立ち止まり現象が起きてしまった。日本語ならではの主語や所有格といったものの省略による「うん?」というもの。能力不足というよりも集中力不足かな? もしこの本を読んでみようかな?と思ったり、トルコという国に興味をもったなら、世界地図を横に置いて地政学的な感覚を持って読んでみると面白いかも。エルトゥールル号の件だけではなく、日本とトルコの小国としての親近感を味わうことができる。キーワードは「ロシア」という大国。トルコとロシアの関係・・・というか、現代のウクライナも然りだけど、ロシアの「南」に対する渇望と、それを実現するための言いがかり・難癖のつけ方は今も昔も変わらないのだなぁと知ることができる。疑心暗鬼になって煽るつもりはないけれど、大国が領土拡大をする際のケチのつけ方は知っておく&それに対する対応を考えておく必要、あるかもしれないね。あまりに露骨にはできないかもだけど、小国同士の連携などもめっちゃ重要かもと思ってしまった。 この本を読み進める間も、自分の現実世界ではトルコの方達とのやりとりが進んでいて。本の中に登場する地域名や歴史上の出来事が、現実に登場しているという、なんとも素敵なシンクロが起きているのは、とても幸せなことだね。 ちなみに著者の秋月達郎さんとは同じ半田高校卒業ということのようで。今年の夏に全体の同窓生総会があるそうで、そこで司会を担当しているのだけど、お会いすること、できたら嬉しいなぁ。
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面白かったと思う 序章のイランイラク戦争から 明治時代の話になり それが本編と思いきや 元の話に戻り、ちゃんとしたあらすじで 物語りを締めくくっている 双方、よい話であった
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日本とトルコの絆をドラマチックに書いたエンタメ本だが、かなりリアルに実際の事実に沿って書かれていてあっという間に読めた。自身もインドやボスニアなどの国で感じた、異国の人間への感謝と嫌悪感を改めて消化できるように思った。どこの国の人間も、美しい心で接しなければいけないことを思い出し...
日本とトルコの絆をドラマチックに書いたエンタメ本だが、かなりリアルに実際の事実に沿って書かれていてあっという間に読めた。自身もインドやボスニアなどの国で感じた、異国の人間への感謝と嫌悪感を改めて消化できるように思った。どこの国の人間も、美しい心で接しなければいけないことを思い出した。嫌な側面もあれば、良い側面もあり、どっちを見出してどっちに自分を染めるかは自分次第だと。
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