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ひかげ旅館へいらっしゃい
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ひかげ旅館へいらっしゃい

加藤元(著者)

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ひかげ旅館へいらっしゃい

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2014/06/20
JAN 9784152094629

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商品レビュー

3.1

25件のお客様レビュー

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2024/08/30

加藤元さんの作品を読んだのは、本書『ひかげ旅館へいらっしゃい』で6冊目となりました。 『嫁の遺言』☆5 『金猫座の男たち』☆4 『ごめん。』☆5 『四百三十円の神様』☆4 『もりのかいぶつ』☆4 『ひかげ旅館へいらっしゃい』☆4 いずれも読んで楽しめた作品ばかりで、期待を裏切られ...

加藤元さんの作品を読んだのは、本書『ひかげ旅館へいらっしゃい』で6冊目となりました。 『嫁の遺言』☆5 『金猫座の男たち』☆4 『ごめん。』☆5 『四百三十円の神様』☆4 『もりのかいぶつ』☆4 『ひかげ旅館へいらっしゃい』☆4 いずれも読んで楽しめた作品ばかりで、期待を裏切られたことは一度もありません。 また、今では最も作品を読みたい作家さんのお一人となり、積読6冊と併せて計12冊が私の本棚に揃っています。 さて、物語は、主人公のなるみが夫と破局寸前となり、亡くなった父親が経営していた「ひかげ旅館」を訪れるところから始まります。 亡くなった父親は、なるみがまだ小さい子供の頃に妻と別れ、自分の実家である「ひかげ旅館」に戻り、亡くなった母親(なるみの祖母)から引き継ぐ形で経営していました。それから四半世紀以上の間、離れ離れに暮らしていた父親と娘(なるみ)ですが、なるみが辛いとき(学生時代の失恋、母親との喧嘩、夫との不仲)に相談する相手は、決まって父親だったのです。 なるみが「ひかげ旅館」に到着すると、お化け屋敷かと思えるほどの建物と、かなり訳ありそうな人物達に不安を覚えますが、それ以上になるみを驚かせたのは、(なるみが知らなかった)生前の父親の本当の姿でした。 ・・・ そこから、「ひかげ旅館」で働く面々と客(とその家族)、更に父親の古くからの親友などが絡んだ、心温まる物語が進んでいきます。 本書のメインテーマ(勿論、ズバリは書きません、というか書けません。そもそも私の勝手な解釈ですから)は、父親が「ひかげ旅館」を引き継いだのは何故か?に凝縮されていると思いました。 つまり、(小説なので当たり前なのでしょうが)書きたいテーマを表現するために「ひかげ旅館」という舞台と、父親の人物設定が必要であったということなのでしょう。 本書には数多くの心に響く文章がありますが、とりわけ終盤に出てくるなるみの言葉は最高でした‼️ そう、お父さんはきっと、お客さんたちみんなに言っていたにちがいないんだもの -つらいことがあるのなら、いつでもひかげ旅館へいらっしゃい、って。 最後に、続編が是非読みたいのですが、何とかならないですかね? 出版社の皆さん、加藤さんよろしくお願いします。

Posted by ブクログ

2023/11/26

旅館系の本は、人生論を学べる感じがする。 その人には、その人の生き方があるんだよね。 2023/10/13

Posted by ブクログ

2023/09/20

おかみさん、会ってみたい。 たぶん、すぐには理解できなくても、 後から後からジワジワとおかみさんの言葉が沁みてくるんだろうな。 いずれはそんなおばあちゃんになりたい。 いや、経験が浅すぎるか…

Posted by ブクログ

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