商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2014/06/20 |
JAN | 9784152094629 |
- 書籍
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ひかげ旅館へいらっしゃい
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ひかげ旅館へいらっしゃい
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商品レビュー
3.2
26件のお客様レビュー
読みやすかった。続き(ひかげ旅館のそれぞれの物語)をもっともっと読みたいとおもった。それくらい自分がこの本に溶け込めた。キャラクターの気持ちの移ろい、笑い話、泣き話、サクサク読めて内容もおもしろかった。終わりかたもさっぱり。よかった。
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加藤元さんの作品を読んだのは、本書『ひかげ旅館へいらっしゃい』で6冊目となりました。 『嫁の遺言』☆5 『金猫座の男たち』☆4 『ごめん。』☆5 『四百三十円の神様』☆4 『もりのかいぶつ』☆4 『ひかげ旅館へいらっしゃい』☆4 いずれも読んで楽しめた作品ばかりで、期待を裏切られ...
加藤元さんの作品を読んだのは、本書『ひかげ旅館へいらっしゃい』で6冊目となりました。 『嫁の遺言』☆5 『金猫座の男たち』☆4 『ごめん。』☆5 『四百三十円の神様』☆4 『もりのかいぶつ』☆4 『ひかげ旅館へいらっしゃい』☆4 いずれも読んで楽しめた作品ばかりで、期待を裏切られたことは一度もありません。 また、今では最も作品を読みたい作家さんのお一人となり、積読6冊と併せて計12冊が私の本棚に揃っています。 さて、物語は、主人公のなるみが夫と破局寸前となり、亡くなった父親が経営していた「ひかげ旅館」を訪れるところから始まります。 亡くなった父親は、なるみがまだ小さい子供の頃に妻と別れ、自分の実家である「ひかげ旅館」に戻り、亡くなった母親(なるみの祖母)から引き継ぐ形で経営していました。それから四半世紀以上の間、離れ離れに暮らしていた父親と娘(なるみ)ですが、なるみが辛いとき(学生時代の失恋、母親との喧嘩、夫との不仲)に相談する相手は、決まって父親だったのです。 なるみが「ひかげ旅館」に到着すると、お化け屋敷かと思えるほどの建物と、かなり訳ありそうな人物達に不安を覚えますが、それ以上になるみを驚かせたのは、(なるみが知らなかった)生前の父親の本当の姿でした。 ・・・ そこから、「ひかげ旅館」で働く面々と客(とその家族)、更に父親の古くからの親友などが絡んだ、心温まる物語が進んでいきます。 本書のメインテーマ(勿論、ズバリは書きません、というか書けません。そもそも私の勝手な解釈ですから)は、父親が「ひかげ旅館」を引き継いだのは何故か?に凝縮されていると思いました。 つまり、(小説なので当たり前なのでしょうが)書きたいテーマを表現するために「ひかげ旅館」という舞台と、父親の人物設定が必要であったということなのでしょう。 本書には数多くの心に響く文章がありますが、とりわけ終盤に出てくるなるみの言葉は最高でした‼️ そう、お父さんはきっと、お客さんたちみんなに言っていたにちがいないんだもの -つらいことがあるのなら、いつでもひかげ旅館へいらっしゃい、って。 最後に、続編が是非読みたいのですが、何とかならないですかね? 出版社の皆さん、加藤さんよろしくお願いします。
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旅館系の本は、人生論を学べる感じがする。 その人には、その人の生き方があるんだよね。 2023/10/13
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