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神々の山嶺(上) 角川文庫
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神々の山嶺(上) 角川文庫

夢枕獏(著者)

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神々の山嶺(上) 角川文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2014/06/01
JAN 9784041017760

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商品レビュー

3.8

20件のお客様レビュー

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2025/11/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

(上)(下)まとめて。 ハードボイルド風の筆致が時代を感じさせ、男女のやり取り等もいかにも古めかしいのは否めないが、肝心の中身はしっかり骨太でずしりとした質量を伴っている。 人智の及ばない神の領域…とあっさり書き記してしまうのはあまりに月並みで陳腐なことだが、それでも、標高8000mを超える峰々の世界というものはまさしく神々が統べる聖域に他ならない…と本書を読んで強く感じる。 そしてそんな神の世界が漠然と抽象的な表現でなく、非常に具体的かつ詳細に描写されていることに感銘を受ける。 上る人間の目線からどう見えるのか、壁を攀じる際に何を感じ、どういった手順で体を動かして高度を上げていくのか、そして体はどう変化していくのか…もちろんそれが真実に正なのかどうかほとんどの読者は判断できないものの、底知れぬ質感を以て迫ってくることは確かである。 アイスフォールの成り立ちや行く末を解説する下りは、自然の圧倒的なスケールを物語るのに充分であった。 挑んでいる最中のパーティー内の力学や駆け引き等も、実際に経験したわけではないが"ああこんな感じなんだろうなあ"と思わせる説得力があり、ジャンルは異なるが近藤史恵氏の「サクリファイス」シリーズを読みサイクルロードレースの舞台裏を垣間見る体験に少し通じるかもしれない。 羽生の手記こそちょっとアンリアル、作り物感は出ているが、これは小説であるが故仕方ないところか。 また、がっつり山をやっている人でなくとも知っているレジェンドたちの名が出てくるのも面白い。 植村直己や加藤保男は実名だが、ストーリーに深く関わる人物は"長谷常雄"や"岸文太郎"だったり。 私たちが日頃親しんでいるような趣味の登山の範疇を大きく超越したエクストリームなチャレンジが、スポットライトの当たらぬところで環境や地域に大きな負荷を掛けているという事実や、英国の帝国主義を下支えする弾除けとして利用されていたネパールのグルカ兵という存在等が、しっかりと筋に絡められ上滑りすることなく説明されているところも、巧み。 最後に、深町誠は実に罪深い男であるが、結局それに深奥では無自覚であるらしいところが、少し恐ろしい。 「岩というのは、あれは、まあ、一種の才能なんです」 「絶望感ではない。  もっと根源的な、肉体の深い部分での認識であるような気がした。」

Posted by ブクログ

2025/11/13

世界最高峰・エベレスト。 その山に取り憑かれた男、羽生譲二が前人未到の「南西壁・冬季無酸素単独登頂」に挑む物語。 上巻では、主に羽生の生き様が描かれます。 社会や他人との関係よりも登山そのものに人生を見出し、仕事も忠告も振り切って、ただ山を目指す。そんな狂気と情熱の人間ドラマが...

世界最高峰・エベレスト。 その山に取り憑かれた男、羽生譲二が前人未到の「南西壁・冬季無酸素単独登頂」に挑む物語。 上巻では、主に羽生の生き様が描かれます。 社会や他人との関係よりも登山そのものに人生を見出し、仕事も忠告も振り切って、ただ山を目指す。そんな狂気と情熱の人間ドラマが中心です。 エベレストに挑むためには莫大な資金やコネが必要であり、すべてを擲ってもなお挑戦すら許されない現実。 資格を得る為、羽生は名声を求めて、より危険で過酷な登山へと自らを追い込んでいく。その姿には、共感はできなくとも目を離せない魅力がありました。 ただし、本作の上巻はあくまで羽生という人物の背景と心情を掘り下げる導入編。 エベレストへの挑戦そのものは下巻で展開されるため、上巻だけではやや物足りなさが残ります。

Posted by ブクログ

2025/08/10

Amazonオーディブルで聴いた。 なんか〜レビューが結構絶賛だよねー。 「私と同じものを読んでいるのか…?」という例の(例の?)気持ち。 「男のロマン」的なものに白けてしまう人間にはダメな部類の作品だったかも…と聴き始めてから気がついた。 もっと山に登るのかと思ったら、上...

Amazonオーディブルで聴いた。 なんか〜レビューが結構絶賛だよねー。 「私と同じものを読んでいるのか…?」という例の(例の?)気持ち。 「男のロマン」的なものに白けてしまう人間にはダメな部類の作品だったかも…と聴き始めてから気がついた。 もっと山に登るのかと思ったら、上巻ではほとんど山に登ってない。 主人公がいつまでもフラれた女に未練たらたらでキモい(ひどい)。 羽生というキャラにも魅力を感じない(魅力を感じないどころか、超嫌いなタイプでムカついてる)。 上巻を聴き終えても、この物語の進む方向がよく分からない。 メインは山なの?女なの? こういう作品に添え物的に出てくる女の魅力のなさ…。 一応下巻も聴く程度には興味は続いてるけど、下巻はもっと山に登ってくれるのか?  下巻を聴き始めて相変わらず主人公が女(前とは別の女)のことばかり考えてた。キモい(ひどい)。

Posted by ブクログ