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銀座の学校・新宿の授業 高平哲郎スラップスティック選集1
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ワニブックス |
発売年月日 | 2014/06/09 |
JAN | 9784847092473 |
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銀座の学校・新宿の授業
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高平哲郎スラップスティック撰集① 銀座の学校・新宿の授業 高平哲郎著 2014年7月発行 著者がデビュー前のタモリと出会い、タモリが連日密室芸をしていた新宿の飲み屋「ジャックの豆の木」が閉店する時、常連客100人がバス2台で閉店記念旅行を敢行。筒井康隆、山下洋輔、タモリ、坂田明など豪華メンバーが参加した。タモリがブレークする前年のこと。みんなタモリのバスに乗りたがった。車内では爆笑のバスガイドギャグが炸裂。 温泉での宴会は7時から。著者はタモリを含めて時間まで麻雀をしていたが、キリの問題で7時を回ってしまった。すると、この旅行を仕切っていた詩人でジャズ評論家の奥成達がすごい剣幕でやってきた。 「みんな待ってるんだから、宴会場に来いよ! 遊びは真面目にやろうぜ!」 この「遊びは真面目にやろうぜ!」の精神こそ、タモリの名言「やる気のある者は去れ」とつながっている。 著者、高平哲郎は、「今夜は最高!」や「笑ってる場合ですよ」などのテレビ番組の構成でお馴染みの放送作家だが、ショーや芝居の演出家、元宝島編集者、大手広告代理店のコピーライターなども経験。 今年3月、初回から最終回までスーパーバイザーを務めた「笑っていいとも」の最終回(昼間の放送の方)でも、ステージに並んでいた。 そんな高平哲郎の過去に発表されたエッセイを集め、改稿してシリーズ化した第一弾(第二弾が予定通り出ているかどうかは不明)。 前半は、高円寺の産婦人科医に生まれ、日曜日にいつも父に連れられて銀座に出向き、いろいろな体験をしたことを綴っている。主に少年時代。 シネラマを初めとする映画、東宝ミュージカル、喜劇など、歴史に残る名優たちの若き日の活躍ぶりを見た思い出を語っている。まるで総カタログ。 30年近く前、東京で放送作家をしている友人に高平哲郎について聞いたことがあるが、「ミュージカルも、音楽も、芝居も、お笑いも、何にでも精通している凄い人だ」と聞かされた。それが、少年時代に培われたものだということが読むと分かる。 後半の新宿は、大人になってからの体験が中心。そこに、デビュー前のタモリとの出会い、交流などの話もある。 「タモリという銀行マンみたいなさえない男がいるが、芸人じゃないけどおかしいんだ」と、著者を「ジャックの豆の木」に連れて行ったのは高信太郎だった。 タモリは人見知りで大きな顔をせず、入り口近くの椅子でぽつんと座る。「こっちへおいで」と促され、12時になるとリクエストにこたえてNHK「ひるのいこい」を始めた。(292-293) 連日連夜、長谷邦夫、坂田明、三上寛、長谷川法世、南伸坊らが来て笑い転げた。面白いと聞きつけた筒井康隆も神戸からわざわざ来てネタのアイデア提供をした。「密室芸」の名付け親は奥村達だった。(294)
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