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東大で文学を学ぶ ドストエフスキーから谷崎潤一郎へ 朝日選書920
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
発売年月日 | 2014/06/09 |
JAN | 9784022630209 |
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東大で文学を学ぶ
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商品レビュー
3.6
6件のお客様レビュー
谷崎はどうしても好きになれないんだけど,こういう解釈を聞くと,読んでみようかと思う. 何よりすごいと思ったのは,巻末の東大生のレポート.
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芥川賞や紫綬褒章を受賞(章)している一流小説家の東大での講義録。「近代小説とはなんぞや」ということを大テーマに、ドストエフスキーの『罪と罰』や、『源氏物語』、谷崎潤一郎の『夢の浮橋』などを取り上げ、著者独自の分析を試みている。 なかなか難解な内容で、「ほんまかいな」と思うような解...
芥川賞や紫綬褒章を受賞(章)している一流小説家の東大での講義録。「近代小説とはなんぞや」ということを大テーマに、ドストエフスキーの『罪と罰』や、『源氏物語』、谷崎潤一郎の『夢の浮橋』などを取り上げ、著者独自の分析を試みている。 なかなか難解な内容で、「ほんまかいな」と思うような解釈もあったりしたが、小説家が小説を分析するというのは面白い試みだと感じた。最後に、東大生の本授業を要約したレポートが16篇収録されているが、同じ授業を要約しているのに、それぞれに個性があり、かつ、本質を突いている内容で、東大生の知性が垣間見えて興味深かった。
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小説とは何か、文学とは何かと今までに問われ答えに窮していたが、この本のおかげで少しは答えられるようになったと思う。名作の名作たる所以はそのオリジナリティにあるのではなく、古典から脈々と受け継がれる人間の内面の物語、筋書きのパスティーシュの巧みさにあるのだ。
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