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図説 日本住宅の歴史
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図説 日本住宅の歴史

平井聖(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 学芸出版社
発売年月日 1980/07/20
JAN 9784761520090

図説 日本住宅の歴史

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2025/04/16

日本の住宅といえば先ず畳を思い浮かべるが、最近の新築…特に集合住宅では畳を使った和室を見ることはすっかり少なくなった。 畳が使われるようになったのは平安時代、初めは板敷きの上に座るために置かれており、部屋全体に敷き詰めだしたのは中世以降らしい。 一言で日本式住宅といっても長い歴...

日本の住宅といえば先ず畳を思い浮かべるが、最近の新築…特に集合住宅では畳を使った和室を見ることはすっかり少なくなった。 畳が使われるようになったのは平安時代、初めは板敷きの上に座るために置かれており、部屋全体に敷き詰めだしたのは中世以降らしい。 一言で日本式住宅といっても長い歴史の中で随分変化している。 竪穴住居から始まり高床住宅、寝殿造、書院造…時代順にその変遷をたどっていく。 昔の住宅に比べるとトイレは水洗だし浴室も室内だし自分専用だしで、なんて快適なのだろうか。 建築家の努力発想と技術の発展で今の暮らしをさせていただいていることに感謝がこみ上げる。ありがたし。 著者が戦前の生まれのためか、(私に教養がないせいもあり)初めて知る言葉や難しい漢字が文中に多かった。それらを調べながら読み進め、読了するのに時間がかかった。 文章は硬いが、間取り図や絵・写真が多用されイメージの助けとなる。ただ、しばしば解説がどの図に該当するのかが判りづらかった。 時代が下ると写真が増えてくるが、殆どは絵で表されている。この絵は現存する絵巻から著者の手により模写されたものらしい。 精密とはいえないが、線がはっきりしていてわかりやすく、何より手描きの温かみを感じた。 描かれている人物の顔つきに何とも言えない愛嬌がある。 著者は現代の住宅事情から家族間のコミュニケーションが希薄になった事を憂いており、あとがきに新しい住宅の形を一つ提案している。 “現代の住宅事情”とは本書発行時の1980年当時のことである。 1LDKを基本形とした夫婦の寝室、それに必要に応じて子供や高齢者のための部屋をレンタルして繋げ、独立して必要がなくなったら返すといったものだ。 コスト面でも技術面でもそう簡単に取り外しが可能なのかは課題がありそうだが面白い案である。 また、学生さんの案だという、家族軸を縦に、近隣・世代コミュニティ軸を横にした立体的な集合住宅も楽しい。 さて、読者の私は2000年以降の未来を生きる。 当時は数える程しかなかったであろう、超高層タワーマンションが雨後の筍のごとく建築され、断熱性など目に見えない部分の技術も飛躍的に進化している。 畳や襖などの和室は敬遠する人が増え、和式便所はもはや住宅では絶滅危惧種に近くなり使い方がわからない人さえいるという。 1980年当時に比べ家族団欒ができるようになったかは正直なところわからない。 子供でもプライバシーは大切にされ個室を与えられる家庭が多く、寧ろ現代の方が個人のプライベートは大切にされているかもしれない。 昨今の不動産を見ていると、間取り図としては相変わらず田の字型を基本形としているようだ。 あとがきの案のような型破りな住宅にはお目にかかれないが、現代ではDKタイプよりもリビング空間のついたLDKタイプが断然多い。 LDKを通らなければ各個室に入れない(嫌でも顔を合わせる機会がある)設計の間取りも時折目にする。 主として食事をするダイニングとしての役割だけでなく、“茶の間的”な寛ぎのリビングが広くなったことで、家族団欒の時間は昔より増えているのではないだろうか。

Posted by ブクログ