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地下の鳩 文春文庫
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地下の鳩 文春文庫

西加奈子(著者)

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地下の鳩 文春文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2014/06/10
JAN 9784167901158

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地下の鳩

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商品レビュー

3.3

82件のお客様レビュー

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2024/06/15

夜のミナミを舞台に、歪な生活を送る人たちを描いた作品。 自分は夜の世界に全く縁がなく生きてきたので実際のところは知りませんが、一般的な幸せの基準には当てはまらないようなめちゃくちゃな生活をしている彼らが、それでもどこか充実しているように感じる不思議な印象でした。

Posted by ブクログ

2024/02/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

これまで西さんの作品というと、関西弁コテコテ+純文学、という印象でした。今回も舞台は大阪ですが、より純文学へシフトした印象を強く感じました。 ・・・ 本作は中編ともいえる「地下の鳩」「タイムカプセル」の二編からなります。 表題作「地下の鳩」は、昔はそこそこイケてた40男の吉田が、スナックでチーママを勤めるみさをと出逢い、破滅的に共依存していく話。 続く「タイムカプセル」は、奄美大島出身のオカマのミミィ(おかまバーのオーナー)が、彼(女)の半生を振り返りつつ、自己のジェンダーについて自身は正直であったかを振り返るような作品。 ・・・ で、先にも書いたのですが、実に「文学だなあ」と感じたのです。ま、何を文学であるかと定義もしないでお話するのも申し訳ないのですが。 勝手な感覚でいうと、「読者に判断が任される」ような作品については、私はより一層「芸術」性、芸も術も感じます。換言すると、解釈の余地が適切に確保された作品。 、んなことを言うと、エンタメ的作品をバカにしとるんか、と怒られそうなのですが、飽くまで私の個人的な好み、であります。 ・・・ 「地下の鳩」は40にもなって未だに女性に対してはイキがった態度をとる吉田、彼を恋人未満なヒモとして住まわせるみさを。この二人が出会い、もつれてゆく情景が淡々と描かれます。今回は珍しく、オチもユーモアも殆ど見かけませんでした。 「タイムカプセル」も、オカマのリリィの回顧を経て、最後は小学卒業時のタイムカプセルを掘り起こし、自分が偽って書いた文章を確認してゆく話が淡々と描かれます。 どちらも結末・オチが用意されず、本当に、ふと、終わります。 とすると、読者はやはり「何なんだこれ?」って思うんじゃないでしょうかね。でも、こうやってオチの部分だけさっぱり切り落とし、そこまで上手にしっとり読ませるということでは秀逸であったと思います。 ・・・ ちなみに、これまで西さんの作品は関西弁の多用の他、擬態語や擬音語の使い方に可憐さを感じていましたが、本作ではそうした擬態語・擬音語も見られませんでした。何かありました?西さん? ・・・ ということで久しぶりに西さんの作品でした(数えてみたら五カ月ぶり!)。 関西弁のアクの強さやユーモラスさが影を潜めているのですが、文学作品としては私がこれまで読んだ作品のなかでは一番完成度が高く感じました。 ストーリーの展開ではなく、文章の美しさを鑑賞することが好きな方にはお勧めできる作品です。 はたして皆さんは本作品、どのように読みましたでしょうか? 他人の感想・評論が気になる読後でありました。

Posted by ブクログ

2024/02/07

生きていれば楽しいことだけじゃなく嫌な思い出やつらい過去、過ちが必ずある。 それでも自分に正直に生きることは素敵だし難しい。

Posted by ブクログ

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