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芙蓉の人 新装版 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2014/06/10 |
JAN | 9784167901226 |
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商品レビュー
4.1
21件のお客様レビュー
明治時代、富士山頂に通年観測できる気象観測所を作った人とその妻の話。 当時はできないと思われてたこと。想像を絶する大変さとしか言いようがない。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
R5.3.5~3.11 (きっかけ) ・好きな作家 ・富士山測候所について知りたくて ・古本屋で100円 (感想) 新田次郎さんの八甲田山死の彷徨を読んでいたので「壮絶な山岳小説」はよくわかっているつもりでしたが、別の角度からの「壮絶」がここにありました。 到の決意の深さと千代子の夫への情熱、目的のためなら「死」を厭わない二人のようすがよく描かれており、心身を崩す二人の心に引き込まれて、読んでいて少々気分が悪くなるほどです。 二人は生きて地上を踏めるのか、最後の一ページまでドキドキの1冊でした。 補足:ページ構成は、1冊のうち半分が登山準備編、少しだけ登山、残りの半分が富士観測編です。
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「新田次郎」のノンフィクション作品でNHKでドラマ化もされた『芙蓉の人』を読みました。 「新田次郎」作品は、2年前に読んだ『アルプスの谷 アルプスの村』以来ですね。 -----story------------- 時は明治28年である。 正確な天気予報をするためには、どうして...
「新田次郎」のノンフィクション作品でNHKでドラマ化もされた『芙蓉の人』を読みました。 「新田次郎」作品は、2年前に読んだ『アルプスの谷 アルプスの村』以来ですね。 -----story------------- 時は明治28年である。 正確な天気予報をするためには、どうしても富士山頂に恒久的な気象観測所を設けなければならない。 そのために「野中到」は命を賭けて、冬の富士山に登り、観測小屋に篭った。 一人での観測は無理だという判断と夫への愛情から、妻「千代子」は後を追って富士山頂に登る。 明治女性の感動的な物語がここにある。 ----------------------- 明治25年(1892年)、日本の気象予報を正確に把握するために、富士山の山頂に観測所を設置しようと、「野中到(いたる)」は富士山に登頂し、冬の寒さに耐えながら気象観測に力を尽くす… 「到」と命がけで夫と行を共にした妻「千代子」との夫婦愛と、気象観測に情熱を注いだ人生を描いたノンフィクションです。 日々の暮らしに欠かせない天気予報… この予測をより正確なものにするべく、命を懸けた「野中到・千代子夫妻」、、、 「到」は私財を投じて富士山頂に気象観測所をたて、中央気象台からの「委託」という形で観測機器を借り受けて、前人未到の冬期観測を実施… たった一人、眠る時間も削っての2時間おきの計測を続ける「到」、、、 一人での観測は無理だと考えた妻「千代子」は、夫を支えるため、周囲の反対を押し切り、娘「園子」を実家に預け、夫の後を追って山頂に登る―― 暴風、雪、低温… 想像を超える自然環境下に置かれた観測所では、室内で終日ストーブを燃やし続けても寒さが増し、壁面は凍りその厚みが増してゆく。 さらに高所での生活で高山病を発症… 食欲は失せ、食料あれど食べたいものが底をつき、何より寒さと低気圧によって当時の計測機器がことごとく使いものにならなくなっていく。 献身的な愛情と勇気をもった明治女性の姿を描いたこの傑作でしたね… 夫妻の奮闘、暮らしぶりもさることながら、衰弱し自力で立つことも這うこともできない二人の救出に向かい、凍結した頂上から二人を背負って連れ帰った人たちの心意気にも心を打たれました、、、 狂ったような暴風と、目も凍傷を受けるほどの極寒… 当時の装備で厳冬の富士山に登るなんて、本当に命懸けですもんね。 それにしても、「千代子」の精神的な強さには敬服しました… 見習いたいですね。
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