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月と篝火 岩波文庫
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月と篝火 岩波文庫

チェーザレ・パヴェーゼ(著者), 河島英昭(訳者)

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月と篝火 岩波文庫

定価 ¥792

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2014/06/18
JAN 9784003271452

月と篝火

¥605

商品レビュー

4.1

11件のお客様レビュー

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2024/03/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

私生児の「ぼく」が成長し、知恵をつけて独立し、アメリカで資産を得て故郷に戻ってくる話だが、時が行ったり来たりするのと登場人物が多くて整理しきれなかった。 解説を読んで、たくさんの象徴が用いられているのがわかった。 月は死と復活の象徴であり、篝火も夏至の夜、聖ジョヴァンニの祭りに焚かれて再生と豊穣を祈るものである。 最後に、ファシストと通じていた美しいサンティーナが銃殺されて葡萄の枝と燃やされ、その痕が篝火の痕のように残っていた、という描写があるが、それは祭りの供物であり、戦争の供物であったという解説になるほどなと思った。かつての「ぼく」の主人の3人の娘たちは、サンティーナをはじめ、それぞれ男に振り回されて悲惨な死に方をした。一方、孤児院からの月一の入金を目当てに養父に引き取られたようなぼくは、私生児と揶揄され、入金がなくなってからは養家に置いていかれながらも強く生き抜き、戦争と搾取でボロボロになったガミネッラの丘に資産家として帰ってくる。アングィッラ(うなぎ)と呼ばれたそのあだ名が彼の生き方を象徴していると思う。彼の親友で賢いヌートが共産主義的な考え方をするように、戦争やファシズムだけではなくて、金持ちが貧乏人を搾取するあり方への批判も感じられた。 が、難しい。ちゃんと読めてない気がする。

Posted by ブクログ

2022/10/20

あるとき書店で見かけて以来、中身をほとんど読みもせず、これを読むまでは死ぬまい、と心に決めた本である。それを読んでしまったのだが、やっぱり、自分の直感に誤りはなかったと思う。内容についてここであらためて語ることは野暮でしかないので、語らない。まあ、これはどんな話にも共通しているけ...

あるとき書店で見かけて以来、中身をほとんど読みもせず、これを読むまでは死ぬまい、と心に決めた本である。それを読んでしまったのだが、やっぱり、自分の直感に誤りはなかったと思う。内容についてここであらためて語ることは野暮でしかないので、語らない。まあ、これはどんな話にも共通しているけれど。気になったら読めばいいと思うし、気にならなければ読まなくてもよい。ただ、気になったのなら必ず読んだほうがよい。そんな話。

Posted by ブクログ

2021/11/08

内容は三分の一くらいしか把握できなかった。主人公、ヌート、チント以外の登場人物が誰が誰なのかわからなかったくらい、自分には難解だった。カラマーゾフの兄弟の方が登場人物が整理しやすい。この本の文字の小ささに慣れたら、大体の小説は読みやすいと思えると思う。

Posted by ブクログ

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