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角田光代(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館
発売年月日 2014/05/30
JAN 9784093883641

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商品レビュー

3.5

13件のお客様レビュー

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2016/08/21

今まで書かれた文庫本などの解説や書評が詰まった、角田さんのブックガイド。 言葉の端々から、本が大好きでたまらないという想いが溢れ出ていて、思わず、わかるよわかる!と共感の嵐でした。 「私はやっぱり書店が好きだ。本の声がする。ちいさな、でも私だけにしっかり届く声で、ひそひそ、ひそ...

今まで書かれた文庫本などの解説や書評が詰まった、角田さんのブックガイド。 言葉の端々から、本が大好きでたまらないという想いが溢れ出ていて、思わず、わかるよわかる!と共感の嵐でした。 「私はやっぱり書店が好きだ。本の声がする。ちいさな、でも私だけにしっかり届く声で、ひそひそ、ひそひそと読んでいる。本との縁というものを感じるのは、やっぱりリアル書店なのである」 「古本屋に通ううち、ある不思議な印象を持つようになった。自分の嗜好、好みを中心とした、不思議としか言いようのない糸が張り巡らされていることに気づくのである。これは新刊書店では絶対にあり得ないことだ」 本好きの方なら、覚えがあるんじゃないでしょうか。 心の底から共感して、角田さんが同じ感性を持っていることが嬉しくてしかたなかったです。 紹介されている本の数々がまた、素晴らしい。 角田さんというフィルターを通して知る本はまた格別です。読んだことのない本が多かった分、読みたい本が増えました。 特に開高健さんや忌野清志郎さんについては、熱く語られていて、知れば知る程ものすごい方だと驚きました。読むならそれこそ旅行中など、日々の喧騒から離れたところでじっくり読みたいところです。 本を通して開かれる扉は数多くありますが、角田さんもまた失うこと、生きること、信じられるものなど様々なことと向き合ってきたのが感じられます。 これは、本書の中でも好きな一文。 「失うことは、マイナスでもプラスでもなく、何かを持っていたという証である。いとおしむべきたいせつな何かを、確実に私たちは持っていた。その何かは、私とともに在ることによって、私自身を変容させた。失うことでいくら泣いたっていい、自分を責めたっていい、でも自身の内の変容は、他者(ときに動物、ときに光景)とかかわったことによって生じた変容は、消えることがない。そのことを私たちは知らなければならない。その「持っていた」証拠、自身の変容こそが、あとがきで作者のいう「宝物」なのではないか。私たちが平等に持ち得る、もっともすばらしいもの。」 角田さんの感性が大好きです。

Posted by ブクログ

2016/04/10

著者が文庫本に寄せた後書きだったり、週刊誌の書評だったりと様々な作者の本の紹介が書かれている。 知っている本もあれば、知らない本もある。 でも、この選定を見ればこの作者の人となりが見えてくると思う。

Posted by ブクログ

2016/02/02

愛読作家角田光代さんの読書に関するあれこれエッセイ。本をただ本屋で探すのも好きだけど、私の本選定までの経緯って、どこかで知って読みたいなと思ってというものばかり。 多くの本が、どなたかのリコメンドで選ばれて私の手元に来ている。 以下読みたいと思った本 井上荒野 ズームーデイズ...

愛読作家角田光代さんの読書に関するあれこれエッセイ。本をただ本屋で探すのも好きだけど、私の本選定までの経緯って、どこかで知って読みたいなと思ってというものばかり。 多くの本が、どなたかのリコメンドで選ばれて私の手元に来ている。 以下読みたいと思った本 井上荒野 ズームーデイズ/もう切るわ/つやのよる 大島真寿美 水の繭/ピエタ 岡崎武志 古本生活読本 金原ひとみ マザーズ 酒井順子 29歳と30歳のあいだには 佐野洋子 コッコロから/そうはいかない 田辺聖子 蝶花嬉遊図 松谷みよ子 モモちゃんとアカネちゃん 三羽省吾 厭世フレーバー 山田太一 冬の蜃気楼/読んでいない絵本/空也上人がいた よしもとばなな どんぐり姉妹

Posted by ブクログ

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