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協力と罰の生物学 岩波科学ライブラリー226
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 2014/05/24 |
| JAN | 9784000296267 |
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協力と罰の生物学
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商品レビュー
3.8
12件のお客様レビュー
面白かった。古本屋で110円回収。 協力は人間だけの専売特許ではない。 協力といって、1番先に思い出すのがエナガなんかの ”ヘルパー”さん、子育て中にツガイ以外の個体が子育てを手伝うもの。 エナガだけでなく、ヘルパーを採用している鳥種はいる。 個人的に1番よく見るというので、エナ...
面白かった。古本屋で110円回収。 協力は人間だけの専売特許ではない。 協力といって、1番先に思い出すのがエナガなんかの ”ヘルパー”さん、子育て中にツガイ以外の個体が子育てを手伝うもの。 エナガだけでなく、ヘルパーを採用している鳥種はいる。 個人的に1番よく見るというので、エナガが思い出されるんだが、 他にも昆虫だとアリとアリマキとか、 哺乳類なんかだとそれこそいっぱい思いつくし、 植物になったら、いちいち書くのもめんどくさい(笑) 同種間、異種間の協力もあり そんな人間の目に見えるものだけでなく、細菌とか ウイルスとか、なんならミトコンドリアとか、、 って、本書からズレてきた。 本書では、色々な面白い協力例を紹介、 協力システムの説明、 さらに、協力ではなく無賃乗車(ただのり) フリーライダーへの罰、 人間の罰の話など 人間は確かに社会性が武器だが、フリーライダー問題が大きいし 罰も大変バラエティ豊かである、 社会性と罰は比例していくもんだな、、と思ったのだった。 そりゃそうか。 全体にページ数が少なく、一つのチャプターが短くて、 ちょびちょびと読めるので、バスルーム本や 移動中にちょい読みするにも適している。 10年以上前の出版であるが、大変面白かった。 協力 バイオフィルム(排水溝や歯につくヌルヌル)、 キイロタマホコリカビ、アリ、オナガ、コウモリ、 ミーアキャット、チンパンジー、植物と肥料、 クマノミとイソギンチャク、ホンソメワケベラ、 フードコール 進化 フリーライダー ファージ、蛍光菌、アミメアリ、ケープミツバチ 協力進化 血縁淘汰理論、直接互恵性理論、関節互恵性理論 罰 制限修飾酵素系 大腸菌、ユッカとユッカガ、キイロタマホコリカビ、 トゲオオハリアリ、ホンソメワケベラ、ミーアキャット ヒトの社会
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動物の共生の話かと思いきや、もちろん共生も出てきますがそれに限らず、ヒトの話まで出てきて、とても幅広い。しかし文章は平易で、読みやすくてわかりやすい。良い本です。 みんなが協力している中で、自分は協力せず、みんなの協力の結果にただ乗りするのが「フリーライダー」。許せませんよねこん...
動物の共生の話かと思いきや、もちろん共生も出てきますがそれに限らず、ヒトの話まで出てきて、とても幅広い。しかし文章は平易で、読みやすくてわかりやすい。良い本です。 みんなが協力している中で、自分は協力せず、みんなの協力の結果にただ乗りするのが「フリーライダー」。許せませんよねこんなヤツ。どうやってフリーライダーを排除するのかなど、興味深いです。 経済学的な実験を行う際に、ヒトの脳はどのように働いているかを調べる学問が「神経経済学」と呼ばれるそうです。作者は理系的な「神経」と文系的な「経済学」という言葉が合わさったこの言葉がとても好きなようですが、私も同意します。面白い視点ですね。
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1320 大槻久 1979年福島県生まれ。2006年九州大学大学院理学府生物科学専攻修了(理学博士)。ハーバード大学Program for Evolutionary Dynamicsポストドクトラルフェロー、科学技術振興機構さきがけ「生命現象の革新モデルと展開」専任研究者を経て...
1320 大槻久 1979年福島県生まれ。2006年九州大学大学院理学府生物科学専攻修了(理学博士)。ハーバード大学Program for Evolutionary Dynamicsポストドクトラルフェロー、科学技術振興機構さきがけ「生命現象の革新モデルと展開」専任研究者を経て、総合研究大学院大学先導科学研究科助教。専門は数理生物学。協力の進化理論をはじめ、進化ゲーム理論、人間行動進化学の研究に携わる 協力と罰の生物学 (岩波科学ライブラリー) by 大槻 久 私はその中でも、生物の協力と罰という仕組みについて興味をもって研究してきまし 協力とは、ある個体が他の個体に対して利益を与えることをいいます。人間社会の場合、利益というと、金銭的な利益を想像される方も多いかもしれません。たとえば、困っている人に資金を援助すること。これは、お金をもらった側が利益を得ているので協力です。しかし、利益は必ずしも金銭的なものばかりではありません。お年寄りに席を譲ること、重い荷物を運ぶのを手伝うこと、もしくは、道に迷った人に道案内をしてあげること。これらは全て、他者に形は違うけれども何らかの利益を与えているので、協力とよばれ 台所の排水溝のヌメリ汚れは、臭い匂いを発するし、なかなか落ちないのでその掃除も大変です。実はこのヌメリ汚れの中に、生物の協力が潜んでい 実はバイオフィルムは、我々の身近なところによく存在しています。歯磨きで大切なのはうがいだけではなく、念入りなブラッシングです。これは、細菌が歯の表面に、歯垢という形でバイオフィルムを形成しているからです。我々の口の中も、細菌にとっては絶えず栄養分が流れてくる好適な環境です。毎日のブラッシングは、実は協力する細菌たちとの格闘なの 中南米に生息するチスイコウモリは、その名の通り、大型動物の血を吸うことで生活しています。そのターゲットはウシやウマなどの家畜で、夜にねぐらを飛び立つと、無警戒な相手にを立て、そこから流れ出る血を舐めとって食料とします。体長は 10 ㎝ほどしかなく、生き延びるためには基本的に毎日、動物の血を吸わなければ ません。たった二晩か三晩血にありつけないだけでも、飢えのため死んでしまいます。そのため、毎晩の食事が成功するか否かは、チスイコウモリの生死に直結してい ウィルキンソンは、血を与える側と与えられる側の関係も調べました。するとその7割は、母から子への吐き戻しでした。しかしそうではない3割を見ると、母子以外の血縁関係に加えて、個体間の「仲良し度」も影響していたのです。仲良し度というのは一緒に行動している時間の割合を表す指標で、いつも一緒に観察される場合に、ウィルキンソンはその2個体を大の仲良しとみなしました。困っている友人に手を差し伸べるのは、人間もチスイコウモリも一緒のよう このような、協力をしない個体のことを「フリーライダー」とよびます。英語では free-rider、 要するにただ乗り者、ということです。フリーライダーは周囲に協力をさせておきながら、自分は協力をせずに、その分の や時間を繁殖に振り向けるので、協力する個体はその繁殖スピードに追いつけず、最終的に協力というシステムが破壊される原因となります。そして実は、自然淘汰説の予測通り、自然界にはさまざまなフリーライダーが見つかってきているの すなわちフリーライダーは、周りに協力個体ばかりがいると成功を収めるのですが、いったんフリーライダーばかりになってしまうと、もはや自分で自分の子を育てることができず絶滅してしまうという、進化の行き止まり状態をもたらしてしまったの このように、自分の評判などを通じて過去にした手助けが間接的に第三者から返ってくるメカニズムは「間接互恵性」とよばれています。アレキサンダーは、ヒトのもつ道徳性をこの間接互恵性として理解しようとしました。つまり、見知らぬ人を助けるのは、第三者からのお返しが期待できるからだ、という説明
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