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炎と茨の王女(2) 白金の王冠 創元推理文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2014/05/22 |
JAN | 9784488568030 |
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炎と茨の王女(2)
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商品レビュー
3.8
11件のお客様レビュー
正直中だるみというか、 よく分からない展開。 17歳で女王になってしまった少女の物語。 だんだんとゴットストーンの力に目覚めていく。 魔法使いになるための階段を登っていく? そんなお話。 もうさ、結婚してくれよ? だめなの? もう散々焦らされて… 3巻目ではハッ...
正直中だるみというか、 よく分からない展開。 17歳で女王になってしまった少女の物語。 だんだんとゴットストーンの力に目覚めていく。 魔法使いになるための階段を登っていく? そんなお話。 もうさ、結婚してくれよ? だめなの? もう散々焦らされて… 3巻目ではハッピーエンドを望みます。 しかし先が読めない。 これからどうなるの?
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※このレビューにはネタバレを含みます
久しぶりに積んでいたシリーズを読み進めた。前回に引き続き長編ながら次々と巻き起こる事件と鮮やかな内心描写で楽々読み進められる楽しい小説だ。今回は前回女王となった主人公エリサがいよいよ本格的に女王業務に励むところから始まり、無力を痛感、魔法の力を求め、それを拒否して真の女王となったというとこまでだ。 実際女王として全く順風満帆とはいえず、失敗を繰り返したり、奸臣と立ち向かう羽目になったり、女王の責務を果たすために他人を犠牲にしなくてはならなかったり、恋愛に難航したり…全てうまくいくとは思わなかったが中々の難航ぶりだ。しかし様々な試練を乗り越えた上で自分に自信を持ち自らの手で女王となろうとし、欲しいものや大切なものを守ろうとする、そのために乳母を捨てて独り立ちするシーンは王道ながらも胸を打つ。元々能力はあるわけでつまりは心の持ち用ということであり、自分の質感を持って描かれてきた恋心にもキッパリと進むストレートな心持ちだ。皮肉屋のインビエルノなど新しい仲間を手に入れ、いよいよ次の章では敵の国へと殴り込むわけだが果たして女王として彼女はどんな決断を下すのだろうか。 本筋とは関係ないところで面白かったのは序盤でエリサが感じた地下納骨堂での髑髏への安心感だ。普通は不気味に思うだろうが死後苦しみからは解放されて笑顔のドクロとなり自分たちの街を支えるというのは確かに良い終わり方といえよう。もう一つはインビエルノの独特の名前である。名前が一揃いの文章そのものになるというのは面白い。次の舞台はインビエルノの国であり、他にも彼らのような名前が見られるだろうか。
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ストームが仲間になったことでインビエルノの謎が明かされ、神の石を持って生まれてくる者がいるが石はすぐに死んでしまうこと、元々この世界に住んでいたのはインビエルノの方で、彼らは自分達のものだった土地を取り戻そうとしていることなどが判明する。尊大で嘘がつけないストームのキャラが痛快で、徐々にエリサに懐いてくるところが良い。 命に通じる門を探す冒険は面白かったが、半分以上を占める女王の夫探しのエピソードが長く、少々退屈だった。エリサへの愛が止まらないヘクトールが、キスしたり、愛してると言ったり、さんざん思わせぶりなことをしておいて、エリサが君主であることを理由に一線を越えることを拒む。身勝手なと思ったが、そうしたいけどできないというのがヘクトールの本音なんだろうなと。ヘクトールが敵に攫われた所で三巻に続く。 「あらすじ覚え書き」 ホヤ・ド・アレナの女王となったエリサだが、バサファンが独立したことで国は乱れ、インビエルノの脅威も去っておらず、己の無力さを思い知る。追放されたインビエルノ、ストームと出会ったエリサは、地殻の下にザフィラと呼ばれる魔法の力があり、生きたゴッド・ストーンを帯びた者だけがザフィラの力の源を見つけることができることを知る。国を守る力を求め、エリサは“命に通じる門”を探す旅に出る。 暗殺者に追われつつ南に旅をし、嵐の航海、神の島での冒険をへてザフィラの源を見つけたエリサ。しかしザフィラの源から力を引き出すには、媒介となる生け贄が必要だった。ストームを生け贄にすることを拒んだエリサは、力の源である谷を崩壊させてしまう。
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