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潜伏キリシタン 江戸時代の禁教政策と民衆 講談社選書メチエ574
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2014/05/12 |
| JAN | 9784062585774 |
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潜伏キリシタン
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商品レビュー
3.5
4件のお客様レビュー
潜伏キリシタン、隠れキリシタンについて知りたいと思い、評価の高そうな本から読んでみることにした。しかし、本書をいわゆる「潜伏キリシタン」の本と思って手にすると肩透かしを喰らうことことになる。歴史家である著者だけに、「潜伏キリシタン」という用語の定義にこだわって書かれている。曰く、...
潜伏キリシタン、隠れキリシタンについて知りたいと思い、評価の高そうな本から読んでみることにした。しかし、本書をいわゆる「潜伏キリシタン」の本と思って手にすると肩透かしを喰らうことことになる。歴史家である著者だけに、「潜伏キリシタン」という用語の定義にこだわって書かれている。曰く、江戸時代にあって「キリシタン」とは、広く怪しい輩のことを指したという。そして本書のはこの「怪しい輩」に多くのページが割かれている。 また、潜伏キリシタンの人々は、唯一神教のカトリックとは異なり、仏教も神道も並行して信仰していたという。つまり、多信仰なのだ。これは日本人ならば、それほど抵抗感なく受け入れられる説明で、なるほどと納得した。しかし、その一方で、であるならば、それは潜伏キリシタンの枠組みではなく、仏教なり神道なりの枠組みで話されるべきではないのかとも疑問が湧いた。n数も少なすぎて、どこまで一般化される指摘なのかもよくわからなかった。少し消化不良な感じが残ったので、別の書籍も読んでみたいと思う。
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[ひっそりと]近世においては弾圧と迫害の対象になったと考えられることの多い、いわゆる「隠れキリシタン」。そんなキリシタンの存在を「潜伏キリシタン」と捉え直し、重層的な市民社会の中で、改めてその位置づけを試みた作品です。著者は、キリシタンを始めとする日本近世史を専門とされる大橋幸泰...
[ひっそりと]近世においては弾圧と迫害の対象になったと考えられることの多い、いわゆる「隠れキリシタン」。そんなキリシタンの存在を「潜伏キリシタン」と捉え直し、重層的な市民社会の中で、改めてその位置づけを試みた作品です。著者は、キリシタンを始めとする日本近世史を専門とされる大橋幸泰。 伴天連、キリシタンなどの時代に応じて用いられた呼称を通して、潜伏キリシタンが社会においてどのような存在とされていたかを探っているのですが、「近世」と一言で示される時代の中で、その捉え方が大きな変化を見せていることがよくわかります。本書の対象はあくまで近世なのですが、社会と宗教の関わり方を考える上でも参考になる一冊なのではないでしょうか。 キリシタンという宗教的な属性からだけでなく、農民・商人・武士などの属性もしっかりと加味した上で評価を下しているところも素晴らしい。こういう本を手に取ると、ついつい読者としてはキリシタンがかかわった当時の事件や出来事の背景にキリシタン的なものを見出そうとしてしまうと思うのですが、そこに一つ歯止めをかけ、社会を複眼的に眺める姿勢を与えてくれているように感じました。 〜キリシタン禁制の矛盾というのはまさに、キリシタン禁制が厳しいゆえに現実のキリシタンの存在が許容されていくとともに、それとは別の怪しげであると見なされた異端的宗教活動が取り締まりの対象とされていく状態を指すのであり、その矛盾の歪みは近世から近代への移行期である十九世紀において、さらに顕著に表れていく。〜 労作だと思います☆5つ
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江戸時代の潜伏キリシタンの実態と、近世社会で「切支丹」として表象された異端信仰との乖離を明らかにしている。厳しい禁教体制にもかかわらずキリシタン信仰が生き延びた要因を、外在的・内在的両方の条件から説明し、近世=宗教統制、近代=宗教解放という定式に再考を迫っている。
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