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死ぬまでに学びたい5つの物理学 筑摩選書
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死ぬまでに学びたい5つの物理学 筑摩選書

山口栄一(著者)

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死ぬまでに学びたい5つの物理学 筑摩選書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2014/05/15
JAN 9784480016003

死ぬまでに学びたい5つの物理学

¥220

商品レビュー

3.7

13件のお客様レビュー

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2023/08/01

著者の書きたかったことは、最後の第6章「科学はいかにして創られたか」の部分。第6章まで読み進むと、第5章までは、著者考案の”イノベーション・ダイアグラム”を説明するための、事例集だったことに気が付く。本の構成として? とは言え、第5章までの内容は十分楽しめる。 完成された物理学を...

著者の書きたかったことは、最後の第6章「科学はいかにして創られたか」の部分。第6章まで読み進むと、第5章までは、著者考案の”イノベーション・ダイアグラム”を説明するための、事例集だったことに気が付く。本の構成として? とは言え、第5章までの内容は十分楽しめる。 完成された物理学を知識として知っているだけで、その形成過程を何も知らなかったことを痛感。ニュートン力学が、天上のケブラー法則と、地上のガリレオの法則を統一したものといった視点は私には無かった。 横軸に「知の創造」、縦軸に「知の具現化」を取り、知を、既存の知を具現化する「演繹」、その逆作用としての「機能」、そして既存の知からなったく新しい知を創造する「創発」の三つの知的営みを一つの2次元平面のなかで表現する”イノベーション・ダイアグラム”は、興味深い。考えを整理するのに有効。

Posted by ブクログ

2021/05/23

タイトルは仰々しいが、物理史(というか科学史)を語っただけの一冊。ただ…タイトル負けは全然してない。 物理学の重要分野を作った(と言ってもいい)人物に注目し、物理学を語る。このコンセプト自体は最近の教科書でも一般的な流れで特筆する必要はない。 この本の面白いところは、そんな注...

タイトルは仰々しいが、物理史(というか科学史)を語っただけの一冊。ただ…タイトル負けは全然してない。 物理学の重要分野を作った(と言ってもいい)人物に注目し、物理学を語る。このコンセプト自体は最近の教科書でも一般的な流れで特筆する必要はない。 この本の面白いところは、そんな注目すべき人物がポジティブ・ネガティブに影響を受けた人物(それはライバル的なものを含む)との関係も詳細に語った点。 そして素人には簡単ではない物理学・数学的記述も含みながらも、それを読み飛ばしても十分理解できるように作り上げているところ。 本書が提示したいのは、創造的な研究がどう作り出されるのか。それは文理を問わない。 そんな創造的な仕事に携われる人間か否かの判断含め、いろんなことを考えさせてくれる一冊だった。

Posted by ブクログ

2020/03/01

万有引力の法則、ボルツマンの統計力学、プランクのエネルギー量子仮説、相対性理論、量子力学 これら5つについての解説本かと思いきや、内容はそれに留まらず。 記述の内容は、当時の歴史的背景や、偉人たちの生い立ちにまで及びます。 最後の第6章「科学はいかにして創られたか」の部分では、イ...

万有引力の法則、ボルツマンの統計力学、プランクのエネルギー量子仮説、相対性理論、量子力学 これら5つについての解説本かと思いきや、内容はそれに留まらず。 記述の内容は、当時の歴史的背景や、偉人たちの生い立ちにまで及びます。 最後の第6章「科学はいかにして創られたか」の部分では、イノベーションに関しても触れられています。 いわゆる理系の学問領域としての物理学よりもさらに根源的な、読んで字のごとくとも言える物事の理としての物理学を読者に伝えてくれる一冊です。 まさに、「物理学者にならない人のための物理学、純粋に「心の丈を高める」ためだけの物理学の本」(p.221)と言えるでしょう。 付箋は22枚付きました。

Posted by ブクログ

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