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近代の思想構造 世界像・時間意識・労働
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 人文書院 |
発売年月日 | 1998/01/10 |
JAN | 9784409040386 |
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近代の思想構造
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近代の思想構造
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近代をつらぬく精神のありかたを、とくにその世界像、時間意識、労働意識といったテーマについて掘り下げ、相対化する試みです。 近代の思想を概観しつつ、資本主義と社会主義がともに近代的な生産至上主義にもとづいていることを指摘し、同様の精神が機械論的自然観や、個人に立脚する市民社会につ...
近代をつらぬく精神のありかたを、とくにその世界像、時間意識、労働意識といったテーマについて掘り下げ、相対化する試みです。 近代の思想を概観しつつ、資本主義と社会主義がともに近代的な生産至上主義にもとづいていることを指摘し、同様の精神が機械論的自然観や、個人に立脚する市民社会についての思想にも一貫してはたらいており、これらのさまざまな分野における共通の心性が近代という時代の中核をかたちづくっていることを明らかにしています。 ただし著者は、こうした近代を相対化し、ポストモダン社会の明るい未来をえがき出すことには禁欲的なスタンスをとっています。むしろ、そうした前のめりの姿勢こそが、近代の心性とそれによって生じるさまざまな問題の根底に存在しているといい、近代のありかたを明確に見据えつつ、その細部に注目して再記述をおこなうことで新たな可能性の芽を見いだそうとする「トランスモダン」の試みに希望を託そうとしています。 「近代とはなにか」という問題を包括的な観点から明確に論じた本として、興味深く読みました。
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石原千秋による解説 徹底した二項対立の図式によって論じられている 近代ー前近代 自己との関係ー 個人ー共同体 進歩派「近代以前には村や家が個人を拘束していたが、近代になって共同体が崩壊して、初めて個人が自立した」 保守派「近代以前は、個人の自立度が低い反面、共同体が個人を守って...
石原千秋による解説 徹底した二項対立の図式によって論じられている 近代ー前近代 自己との関係ー 個人ー共同体 進歩派「近代以前には村や家が個人を拘束していたが、近代になって共同体が崩壊して、初めて個人が自立した」 保守派「近代以前は、個人の自立度が低い反面、共同体が個人を守ってくれたが、近代では個人がむきだしのまま国家と向き合わなければならなくなった」 労働ー祈り 人間ー神の二項対立が前提としてある 人間ー自然 民族 幻の共同体 不安 日本がグローバル・スタンダードに飲み込まれてしまう 個人があまりに孤立した現代社会 近代 内面の発見 個人の「内面」が価値あるものとして広く認識された 自分自身 見る主体 見られる客体 共同体からの個人の自立 合理主義 古代ギリシャ 「人間を超えた非合理的運命への反抗」 ルネサンス期 「宗教の非合理的権威に対する、強い反抗」 自然科学との結合 因果の法則 無目的的 没価値的 目的的立場(世界は神の摂理)からの解放 自然の法則の知識 →自然を人間のために利用する 近代 価値観の変化 社会のなかでの意味づけが変わった 労働 内面 個人 今村の批評 近代 途方もない幻想 自然との共生 エコロジー 保守派→「古い共同体」をモデルにした世界観への回帰 進歩派→「近代」を超えた新しい世界観の模索
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