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母のはなし 集英社文庫
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母のはなし 集英社文庫

群ようこ(著者)

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母のはなし 集英社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2014/05/20
JAN 9784087451900

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商品レビュー

3.4

16件のお客様レビュー

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2023/08/25

ここで終わり!?と、こんなストーリーがあるのか…という気持ち。そして解説を読んだら、ハルエは著者の母を描いたものと知りびっくり。 娘時代のハルエと、結婚してしばらくしてからのハルエの印象が大きく違った。タケシの理不尽さに一生懸命耐えている間に、信じるものが自分しか無くなって人に...

ここで終わり!?と、こんなストーリーがあるのか…という気持ち。そして解説を読んだら、ハルエは著者の母を描いたものと知りびっくり。 娘時代のハルエと、結婚してしばらくしてからのハルエの印象が大きく違った。タケシの理不尽さに一生懸命耐えている間に、信じるものが自分しか無くなって人に対する思いやりがなくなってしまったのだろうか。アカネに対する酷い言葉には、娘時代の真面目で家族思いのハルエとは全然違う人間になってしまった気がした。 そしてこんなにも酷いことをされて何度も縁を切ると言っていたアカネが、実際には全然そうせず金銭的な面倒も見続けていることにもびっくり。 女としての一生をなんとなく考えてしまうようなストーリーだった。

Posted by ブクログ

2022/04/30

著者の作品には小説とエッセイがあるようでこちらは小説であるものの自叙伝的のようで著者の『母のはなし』のようだ。娘から老女になるまでの一生が描かれている。ハルエさんの一生を一緒に過ごしてきたような時代が流れていくさまを感じることができた。波瀾万丈な彼女が老女となり幸福な日々を過ごし...

著者の作品には小説とエッセイがあるようでこちらは小説であるものの自叙伝的のようで著者の『母のはなし』のようだ。娘から老女になるまでの一生が描かれている。ハルエさんの一生を一緒に過ごしてきたような時代が流れていくさまを感じることができた。波瀾万丈な彼女が老女となり幸福な日々を過ごしていることが想像できる最後で読後感はよかった。

Posted by ブクログ

2021/04/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

大好きな群ようこの本。 着物のエッセイで群さんのお母様がトンデモ母さんというのは知っており、小説というよりほぼ事実なのだろうと知っているので、なかなか手出しできなかったのだが遂に読んだ。 お母様が幼少の頃から娘時代を経て、結婚してしばらくは、おっとりした、あまり物事を深く考えないがどこにでも良そうな善良な女性。 それが、突如変わるのだからビックリだ。 その場面は娘(=著者)の交友関係に口出しした際の「雑魚」という言葉。 仮にそう思っていたとしても、絶対に口に出してはいけないし、口を出すならオブラートに包むべきだろう。 あまりにも著者が衝撃を受け、今でも許していないから書かれたエピソードなのだと推測するが、この瞬間、突如として人格が変わったのでは?と思うほどお母様の善良さはなくなり、非常識なオバサンが登場する。 読み進めると、自分の祖母を思い出す。 つい先日亡くなったばかりの私の祖母は昭和3年生まれなので、著者のお母様とほぼ同世代。 東京生まれ東京育ち、幼少期は裕福だったらしい。 やはり娘時代はおっとりしており、結婚相手(つまり私の祖父)に失敗。 祖父の外見にポーッとなったなったという点も、結婚後「2度目の結婚」とバラされて泣いた点も一緒なので、あまり珍しい話ではないのかもしれない。 かなり結婚生活に苦労したらしいけれど、私が物心ついた時には頭にスカーフを巻き車を乗り回し、着物・毛皮のコート・宝石と着道楽を極め、それ専用の部屋もわざわざ買っていたパワフルおばあちゃんだった。 そして、群さんのお母様同様、どんどん買い集めるのだが管理は杜撰で、すてきな着物もカビやら変色やらが多かった…残念… 性格も「自分は正しい、周りがおかしい」という感じで、周囲をただ唖然とさせる感じ… でも、私の知らない苦労をたくさんして、自分の稼いだお金で買い集めていたのだから娘にたかるのとは全然違うけれども。 それでもあまりにも似ているところが多くて、読んでいるとドキドキしてしまう点が多かった。 おっとり善良な人間も、環境で変わってしまうのだなと悲しくなってしまった。 お母様に振り回され、迷惑をかけられ、決して仲の良い親子関係ではなかったのだと思うけれど、群さんもそれが分かっているだけに完全に突き放すこともなかったのだなと思った。 群さんは、淡々としている大人の女性という印象が強いのだけど、実際もそうなのだろうけど、情が深い。 何かまだまだ書きたいけども、ゴチャゴチャの気持ちになってきたのでここまで。

Posted by ブクログ

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