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くちぬい 集英社文庫

坂東眞砂子(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2014/05/20
JAN 9784087451948

くちぬい

¥220

商品レビュー

3.6

9件のお客様レビュー

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2023/02/09

放射能汚染を恐れ、東京から高知の山村に移住した夫婦の物語。 山村での不気味な出来事が中心ですが、夫婦間の微妙な心理のすれ違いの描写に、常に嫌な予感しかしない… 後味も悪いですが、最後の小節で更に唖然としてしまいます。

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2021/07/14

村の人々の嫌がらせが日常を侵食して精神をすり減らしていく様子は嫌な感じだった(褒め言葉) 神経質でヒステリックな妻と、興味のないことには無関心で変なところは頑固な夫。人間と人間の意思の疎通がきちんと取れず、すれ違いばかりで殺伐としたところに、村の老人たちの嫌がらせ。これ以上ないく...

村の人々の嫌がらせが日常を侵食して精神をすり減らしていく様子は嫌な感じだった(褒め言葉) 神経質でヒステリックな妻と、興味のないことには無関心で変なところは頑固な夫。人間と人間の意思の疎通がきちんと取れず、すれ違いばかりで殺伐としたところに、村の老人たちの嫌がらせ。これ以上ないくらい嫌なシチュエーションでした。 ラストは衝撃的で、この嫌なシチュエーションを突き詰めて煮詰めた結果が、妻のあの言動につながったのだろうと思いました。が、荒唐無稽なようにも感じました。

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2021/07/12

震災後、放射能汚染を気にする麻由子は、夫の峻亮の強い希望でもあった高知の田舎へ、移住することを決めた。 美術教師であった峻亮は、長年の夢であった穴窯を作り陶芸に勤しむ毎日。 しかしその地域にある鎌神社のお宮まて続く、赤線と呼ばれる道の一部に穴窯を建てたことから、村人達の苛めが始ま...

震災後、放射能汚染を気にする麻由子は、夫の峻亮の強い希望でもあった高知の田舎へ、移住することを決めた。 美術教師であった峻亮は、長年の夢であった穴窯を作り陶芸に勤しむ毎日。 しかしその地域にある鎌神社のお宮まて続く、赤線と呼ばれる道の一部に穴窯を建てたことから、村人達の苛めが始まる。 猫の死骸が吊るされていたり、車をパンクさせようと包丁が埋められていたり。 確かな嫌がらせがありながら、顔を合わせると誰もが優しく接してくる。 気にするなと言う峻亮に苛立ち、ストレスから夫婦仲も悪化、麻由子は疑心暗鬼になっていき、殺人事件にまで発展して行く。 田舎移住番組などを観ると、こんな老後もいいなぁと呑気に思っていたが、実体験に基づいた話と知りぞっとした。 ここで起きたことは、ここで解決する。他言無用。 くちぬい様に口を縫われる。 滝代の最期を想像すると悲しくなる。

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