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スパイスの歴史 「食」の図書館
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 原書房 |
発売年月日 | 2014/04/25 |
JAN | 9784562050604 |
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スパイスの歴史
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商品レビュー
3.7
3件のお客様レビュー
特段目新しい内容ではないが、古代のスパイスをめぐる争いから現代のマコーミック社の戦略まで軽くさらりと通して読める。写真や図版が楽しい。
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その名の通りスパイスの歴史をざっくり知れる本。そんなにページもないので入門書として良い。スパイスを使う技術を学びたいのなら他の本の方がいいが。 時間的にも空間的にも幅広い範囲を扱っているが、基本的にはヨーロッパ視点で書かれている。イスラム圏はヨーロッパにスパイスをもたらし、その...
その名の通りスパイスの歴史をざっくり知れる本。そんなにページもないので入門書として良い。スパイスを使う技術を学びたいのなら他の本の方がいいが。 時間的にも空間的にも幅広い範囲を扱っているが、基本的にはヨーロッパ視点で書かれている。イスラム圏はヨーロッパにスパイスをもたらし、その後競争相手となったのでまだ登場するが、中国の扱いは完全にオマケとなっている。 ヨーロッパの連中がスパイスを求めて頑張るのは、基本的にスパイスは遠くから輸入するものだったからとなる。その結果、大航海時代が幕を開け、アメリカ大陸で悲劇が起きる。子供の頃に欠乏したものを大人になってから際限なく求めるのに似たものを感じる。
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どこにでも話を大きくする人がいるものだ。古代ギリシアの歴史家ヘロドトスがシナモンについて、フェニキア人から聞いた話を紹介している。その内容は、シナモンの枝を大きな鳥がアラビアまで運んでくる。そして、鳥はその枝を山の断崖の上の巣に運ぶ。手に入れるためには、アラビア人は相当な苦労を...
どこにでも話を大きくする人がいるものだ。古代ギリシアの歴史家ヘロドトスがシナモンについて、フェニキア人から聞いた話を紹介している。その内容は、シナモンの枝を大きな鳥がアラビアまで運んでくる。そして、鳥はその枝を山の断崖の上の巣に運ぶ。手に入れるためには、アラビア人は相当な苦労をして手に入れる。 確かに飛行機やエンジン付きの船のない時代なので、シナモンを売るまでには相当な手間がかかるのは分かるが、一種のマーケティングだな。いかに高くものを売りつけるか、物語を付けて如何にもそうだと納得させるための作戦を意図したかしないかに関わらず「尾ひれ」を作ったな。シナリオライターはいたのか気になる。 シナモンに限らず、トウガラシ、コショウなどのスパイスは、人間の欲望のありようをよく言い表しているものの1つだ。不幸な面としては、アフリカから奴隷がスパイスの生産のために売り買いされたり、戦争が起こったことだ。良い面としては、味気ない物にパッパとふりかけるとあら不思議、香辛料の香りがアクセントになって香ばしさを引き立てる。 モクモク羊がシナモンと言って浮かんでくるのは、シナモンロールだ。パン屋やコーヒーチェーン店でたまに買うことがある。シナモンの味は食欲をそそる。そしてコショウは、ラーメンやステーキを食べる時にさっさとふりかけて食べるとうまさがさらに引き立つ。 スパイスを巡る歴史だけにピリリとした歴史が展開されている。スパイスが持つ因果な人生を物語っているようだ。
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