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中国史(上) 岩波全書295
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中国史(上) 岩波全書295

宮崎市定【著】

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中国史(上) 岩波全書295

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 1977/06/24
JAN 9784000203517

中国史(上)

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2011/10/25

7月に上海、8月に北京、9月に瀋陽に行き、 あらためて中国の持つ熱気と混沌のダイナミズムに興味を持った。 自分が日常で体験する断片だけでは中国はとても理解しきれない。 宮崎市定『中国史(上)』を読む。    この小著もそうであるが、私が近頃発表するものは、    世のいみじき学...

7月に上海、8月に北京、9月に瀋陽に行き、 あらためて中国の持つ熱気と混沌のダイナミズムに興味を持った。 自分が日常で体験する断片だけでは中国はとても理解しきれない。 宮崎市定『中国史(上)』を読む。    この小著もそうであるが、私が近頃発表するものは、    世のいみじき学匠達に捧げるものではない。    私の性分はそういう既知数にはあまり魅力を感じない。    私は将来ある若い世代を相手に学問を語りたく思う。    これから学問を始めようという人は、    計り知るべからざる未知数である点において    私の関心を惹く。               (同著「はしがき」ivより引用) 中国史は国の名前、個人の名前が煩雑であるが、 宮崎の著書は5,000年の中国史のコンテキストを 読み解くのに役立つ。 学会の大勢に呑まれぬ碩学の入門書ほど 読み応えのある書物はない。 中国史を時系列で読んでいると、 いま現在日本、東アジアで起きている出来事も 過去からつながっていることがよく分かる。 上巻は総論から古代史、中世史まで302頁。 総論の「歴史とは何か」から「最近世とは何か」まで6節に 宮崎の骨太な歴史観が披露されていて興味深い。 (文中敬称略)

Posted by ブクログ

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