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仮縫 集英社文庫
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仮縫 集英社文庫

有吉佐和子(著者)

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仮縫 集英社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2014/04/18
JAN 9784087451832

仮縫

¥495

商品レビュー

3.8

35件のお客様レビュー

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2025/02/01

すごい本だった。読後しばらく放心した。野心満々の若い女性が自分より何枚も上手な大人達の中で奮闘する物語。女性の世界の物語と思われがちだが、老若男女誰でも仕事に打ち込んだ人なら胸打たれると思う。仮縫というタイトルには作者からの愛を感じた。森英恵の解説も絶妙だった。

Posted by ブクログ

2024/08/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

戦後昭和の洋装が広まる時期の洋裁の世界を楽しめる話が読んでみたい!と探して読んでみた。 ラストがどっちへ転ぶか半々な気持ちで、夢中で読み進めたら「が、がんばったのに、ごむたいな…!」という結果でした〜 これは、華やかな世界で輝いてる人はきっとみんな松平ユキみたいにしたたかなのね…(ゴクリ)とうっかり思わせられたら、解説のモリハナエ先生があっさりフィクションよ~っぽいこと仰っててちょっと安心した(?)。 隆子さんも色々と慎重に事を運んでいましたが、唯一、相島さんとのことだけ溺れてしまってる感じでそこがウィークポイントだったね。直接的な表現は無かったように思うけど、コンサート会場で相島と隆子が出会うところから、ユキがパリから帰ってくるところまで、相島と隆子の仲も全部ユキの思惑の中だったように思える。こわ! 「大人ってすごいなぁ」というラストの隆子の素直な感想が、本当にそのとおりだね。でも経営能力は恐らく隆子の方が上だし、この後の隆子の快進撃も面白そう。 「仮縫」というタイトルの伏線回収もおみごと。 最後の方で、唯一信じられるのは信彦だけだった…!的な感想に行き着いていたが、そうか?顔が良くてもやっぱりシスコンのヒモ男は嫌じゃない?? 映画版は信彦役が若かりし田村正和さん! 見てみたい〜!!

Posted by ブクログ

2024/07/30

主人公の隆子は、オートクチュールの店「パルファン」で、仮縫の手の速さで重宝され、次第にパルファンを自分の手中に入れようと野心を抱く。でも、一枚も二枚も上手な大人たちに翻弄され、最終的に隆子自身がパルファンが大きくなっていく過程での「仮縫」の存在でしかなかったというストーリー。 有...

主人公の隆子は、オートクチュールの店「パルファン」で、仮縫の手の速さで重宝され、次第にパルファンを自分の手中に入れようと野心を抱く。でも、一枚も二枚も上手な大人たちに翻弄され、最終的に隆子自身がパルファンが大きくなっていく過程での「仮縫」の存在でしかなかったというストーリー。 有吉佐和子先生の本は半世紀も前に書かれているのに色褪せない。 解説は森英恵さんです。

Posted by ブクログ