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盤上の夜 創元SF文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2014/04/12 |
JAN | 9784488747015 |
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商品レビュー
3.7
81件のお客様レビュー
第147回直木賞候補、第33回日本SF大賞受賞作品。 囲碁、チェッカー、麻雀、古代チェス、将棋をテーマに、そのプレイヤーたちにとってゲームとは何かを一人のジャーナリスト目線で描く連作短編6篇。 表題作の主人公灰原由宇の凄みに引き込まれ、そのラストシーンの美しさにやられた。 そ...
第147回直木賞候補、第33回日本SF大賞受賞作品。 囲碁、チェッカー、麻雀、古代チェス、将棋をテーマに、そのプレイヤーたちにとってゲームとは何かを一人のジャーナリスト目線で描く連作短編6篇。 表題作の主人公灰原由宇の凄みに引き込まれ、そのラストシーンの美しさにやられた。 そして彼女は最後の短編「原爆の局」にも再登場し、成長した姿を見せる。 原爆投下の後も対局を続けたという本因坊戦のエピソーと、「棋士は、いつも内なる火と闘っている。外の火など、いかほどでもない」という相田の言葉に、昨年の名人戦で震度4の揺れをものともせず、集中を切らさなかった藤井名人の姿を思い出した。 闘う者たちの姿を側から客観的に見つめるジャーナリストの「わたし」の位置付け。冲方丁の解説を読んでなるほどと感じ入った。 そして、闘うものの傍で一人負い目や孤独感を味わう「わたし」に対し、自らの万年筆を与えた相田の優しさ。 今まで好んで読んできた将棋小説とは異なり、なかなか哲学的な表現もあって難しくもあったけど、読後はとても良かった。
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あまりハマらず それぞれのゲームに打ち込んでいれば、読み方は違ったかもしれない 麻雀の回はおもしろかった
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私にもっとゲームの知識があれば…と悔やんだ作品。 単なる盤上ゲームを扱った作品ではなく、ゲームそのものの抽象的意味を投げかけるような哲学的な話であったり、そこに掛ける人間の精神性であったりを描いていて、とても読み応えがあった。 正直言って難解な内容。起承転結も掴みにくく、ゲームの...
私にもっとゲームの知識があれば…と悔やんだ作品。 単なる盤上ゲームを扱った作品ではなく、ゲームそのものの抽象的意味を投げかけるような哲学的な話であったり、そこに掛ける人間の精神性であったりを描いていて、とても読み応えがあった。 正直言って難解な内容。起承転結も掴みにくく、ゲームのルールが理解できないと、本書の魅力は半減すると思う。 それでも静謐たる文章が心地よく、また実在するようにすら感じる人物たち、SFらしい驚きと新鮮さに引き込まれた。 個人的には「人間の王」と、「象を飛ばした王子」が好き。これはどちらもゲームがよくわかっていなくても面白いから、というのもあるけれど。 短編だけど、実は連作小説的にわずかな繋がりもあるお話で、それぞれ独立しているようで、全てがゲームとは何かということに繋がる小説。 深く、そしてあまりにも多様な世界観で、とてもよい読書体験だった。 こんなことを書いたが、内容の10%も理解していないかもしれない。 ゲームのルール以前に、どのようにゲームが動いているのか、なぜその手を打ったのか、そうしたプレイヤー目線ができるようになるには、自分自身も対局を読む力が必要だから…。 盤上ゲームを理解した上で、もう一度挑戦したい。
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