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MONKEY(vol.1 2013-14 FALL/WINTER) 特集 青春のポール・オースター
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MONKEY(vol.1 2013-14 FALL/WINTER) 特集 青春のポール・オースター

柴田元幸(編者)

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MONKEY(vol.1 2013-14 FALL/WINTER) 特集 青春のポール・オースター

定価 ¥1,047

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 スイッチ・パブリッシング
発売年月日 2013/10/08
JAN 9784884183899

MONKEY(vol.1 2013-14 FALL/WINTER)

¥990

商品レビュー

4.5

10件のお客様レビュー

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2024/06/30

先日岸本佐知子さんの「死ぬまでに行きたい海」を読みました。彼女は私がここ最近お気に入りの翻訳家でありエッセイスト。してこのエッセイが収載されていたのがMONKEYでした。 MONKEYをググるとまず表紙がいい。いっぺんで気に入る(笑)編集者が柴田元幸さん。知らない→ググる→沢山...

先日岸本佐知子さんの「死ぬまでに行きたい海」を読みました。彼女は私がここ最近お気に入りの翻訳家でありエッセイスト。してこのエッセイが収載されていたのがMONKEYでした。 MONKEYをググるとまず表紙がいい。いっぺんで気に入る(笑)編集者が柴田元幸さん。知らない→ググる→沢山翻訳されていて有名な本も沢山ヒット→気になる→最初から読みたい→図書館→ゲット(笑) 創刊が2013年。もう、10年も前なんですね。 「編集長は翻訳家の柴田元幸。MONKEYは小説を通して、今私たちが住む世界の魅力を伝えるための文芸誌です。いい文学とは何か、人の心に残る言葉とは何か、編集はその先の生き方を探していきます。未来への羅針盤となるために。」サイトより。 年に3回の刊行。 知らなかったが私が若い頃よく買っていたSWITCHと同じ版元でした。雰囲気は同じ(伝わるかしら) その時に応じてターゲットを絞って一冊の雑誌(といっても紙はペラペラじゃなくてハードなタイプ、ずっと残せそうな固い紙質、絵本のような。)にするタイプみたい。柴田さんは翻訳家ですが、この雑誌は海外作品だけじゃなく日本の小説家も投稿してる。 雑誌の作りが私の好きなタイプだし、中にたまたま村上春樹の「職業としての小説家」が収載されてまして。これ、vol2とかに引き継がれてた。春樹さんやっぱり引き込まれる。 刊頭のポールオースター、最初入り込むのにちょっとシンドイかったですが、どんどん引き込まれます。時代背景とともに読むとよいでしょうと言う柴田先生の言葉を心に刻みつつ。 とにかくかなり気になる雑誌となりました。面白いっ。 改めて柴田さんググりましたが、え、凄いお方なんでしょうか、、現在は大学の名誉教授であらさせられ、なんとなんと、オザケンは柴田先生のゼミ出身なんですと。そんな御仁に可愛がれてる岸本さんもやっぱり凄いと妄想する私です。

Posted by ブクログ

2023/11/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

10年越しに、ようやく読了。 今となってはもう思い出せないのだけれど、如何なるきっかけからかポール・オースターの著作と出会い、柴田先生を知り、縁あって『MONKEY』を創刊からずっと買い続けている。 ポール・オースターは、私が「海外小説と日本小説の違い」を強く意識するきっかけとなった作家だ。つまり、私が初めて「多民族国家」に出会った作家だった。長い一文、細かな人物容姿の描写。その傾向がこの20代の頃に書かれた草稿にも見られることで、確信は一層深まった。とりわけ印象に残ったのは、『3 フルーム族』。生きていく限り切り切り離せない<肉体>からの脱却を目指すこの民族は恐らくオースターの創作だろうが、しかし、我々は誰もがフルーム族同様、己の肉体から逃れたいと願っているのではないか。欠落や喪失が生む物語を求めているのではないか。そう思わずにいられない。 オースター以外にも、読み応えのある作品が2つあった。 第一に、門馬太喜の『白足袋』。最後に「私は今、見知らぬ街の古い墓所、苔むした墓石の下に白足袋とともに眠っている」の一文を見て、「やられた!」という感が強くこみ上げた。白足袋は、正直この物語の半分にも登場しない。立場も、最後に残った娘の夫としてであり、義理の息子としての印象も薄い。それなのに、たったこの一文で、主人公の<私>の半生そのもの、いっそ片割れのようでさえある。以前、保坂和志の「書きあぐねている人のための小説入門」という本で、「回想で繋ぐ小説はデメリットの方が大きい」とあった。使い古された手法であること。現在を説明するためだけに挿入されるという構造が多く平板化しやすいこと。心情が変化することが少なく、小説としての運動量が小さいこと。これらにまるで反論や挑戦でもするかのように、この物語は鮮やかに<回想>のテクニックを使っている。もちろん、そう感じるのは読んだタイミングのせいもあるだろう。だが、いっそ清々しい悔しさを感じるほどに、してやられた感があった。体言止めを作品全体で行ったような最後の一文も、一人の女の人生が見知らぬ街、古い寺、墓所、墓石、そして恐らくそこに刻まれているであろう女の没年や享年まで目に浮かぶようで、動的でありながら、確かに収束・終息していくようで、あまりにうまくできすぎている。久々に、目の前が開けるような作品に出会ってしまった。 そして第二に、村上春樹の『職業としての小説家』。食わず嫌いを続けてきたハルキワールド、ファースト・エンカウントがまさかエッセイになろうとは。正直、「これ、寛容と言っていいのか……?ただの高みの見物では……?」と思いはしたが、小説を書き続けることの難しさには首肯せずにいられない。趣味でやっているはずの今の私が、まさにその状態である訳なので。でも、そうすると、二次創作を続けている人たちは少なくとも、その資格というか才能というか、能力があるということなのかもしれない。気をつけろ、思いの外、卵はたくさんありそうだぞ。でも、村上春樹は多分言うんだろうな。「リングにようこそ。」と。うーん、やっぱり寛容ではないんじゃないかな? 最後に、猿からの質問、「あなたがいたい場所」について。私なら、多分こう答える。「ここ」。タイムマシンで過去に戻れても、私はここに戻ってくるために選択し、同じ道を辿るだろう。であれば、私にとってはいつだって、<いたい場所>は<ここ>でしかありえない。

Posted by ブクログ

2018/11/18

「柴田元幸」責任編集で特集が「ポール・オースター」、というワタシのキーワードが二つ入ったこの創刊号を早々に買ってはいたものの、第二号を先に読んでしまったせいか、ずっと積ん読になっていた。そして、海を渡ってようやく読了。 目玉のひとつは、若き日のオースターが1967年から70年にか...

「柴田元幸」責任編集で特集が「ポール・オースター」、というワタシのキーワードが二つ入ったこの創刊号を早々に買ってはいたものの、第二号を先に読んでしまったせいか、ずっと積ん読になっていた。そして、海を渡ってようやく読了。 目玉のひとつは、若き日のオースターが1967年から70年にかけて書いた未完の小説の草稿・断片の柴田元幸による翻訳。洗練されたとは言い難い文章なのだけれど、それが逆に「書かずにはいられない」という若き日のオースターのほとばしる情熱を感じさせる。もちろん、オースターを知りつくした柴田さんの訳が秀逸だからに他ならないわけだが。 それにしても、この草稿・断片の後に続く著者と訳者の対談を読むと、お互いのことをいかに理解し、いかに尊重しているか、ということがよく分かる。自分のことを理解してくれ、自分の作品のほぼすべてを外国語に訳してくれる人が存在するということに、作家はどんな思いを持つものなのだろう。 そんなふうに感じたワタシを見透かしたかのように、本書の中で柴田さんがなかなか素敵な表現を使っている。 『ひととひととがかかわりあうということは、たがいたがいの物語を書きあうことでもあるのではないか、それこそが「生きるということの意味」なのではないか』

Posted by ブクログ

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