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越境大気汚染の物理と化学
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越境大気汚染の物理と化学

藤田慎一, 三浦和彦, 大河内博, 速水洋, 松田和秀【ほか共著】

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越境大気汚染の物理と化学

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 成山堂書店
発売年月日 2014/04/07
JAN 9784425513611

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2014/06/29

 越境大気汚染とはあまり聞き慣れない言葉であるが、古くは酸性雨や黄砂、排煙、最近ではPM2.5がそれであるといえば大体イメージできるのではないかと思う。本書では汚染物質がどのようにして大気中に拡散し、汚染物質化するのか、そしてどのように越境してくるのかを物理と化学の側面から説明し...

 越境大気汚染とはあまり聞き慣れない言葉であるが、古くは酸性雨や黄砂、排煙、最近ではPM2.5がそれであるといえば大体イメージできるのではないかと思う。本書では汚染物質がどのようにして大気中に拡散し、汚染物質化するのか、そしてどのように越境してくるのかを物理と化学の側面から説明している。物理式と化学式を使って説明されているのでとっつきにくいが、数式を飛ばしても何を言おうとしているのかは伝わってきたので、越境大気汚染がどのようなものであるのかおおよそ分かった。また、数式を用いて十分説明できるまで現象が解明されているということは、汚染物質の越境の予測が立てられるということである。すでに黄砂や局所的な排煙は予報が出ているが、今後研究が進むことによる精度の向上、そしてPM2.5やその他の汚染物質についても予報が出せるようになることを期待したい。

Posted by ブクログ

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