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だれがアケル!?悪夢のトビラ
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だれがアケル!?悪夢のトビラ

日本児童文芸家協会【編】

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だれがアケル!?悪夢のトビラ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 PHP研究所
発売年月日 2014/04/03
JAN 9784569783925

だれがアケル!?悪夢のトビラ

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2021/02/23
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こわい話を聞きに来たのですか?前回の9話では物足りなかったでしょうか。では、今日もこわい話を9つばかり。さあ、そちらのトビラを開けてください。後悔する暇もないほどの恐怖をあなたに。 *** だれがアケル!?トビラシリーズ第3弾。こちらの巻は怖い中にも、幽霊が生者を助けたり、怖い思いをしたおかげでこじれていた関係が修復されたりと前向きな結末を迎えた話がいくつかあった。また、その土地で信じられている異形の存在の話もあったりと様々な怖い話があった。 お気に入りの話は「ヨキコト様」「音」。 「ヨキコト様」はその土地で信じられている独特の存在による怖い話。母親の言いつけを守らないはるかは、いつも母親に怒られていた。帰宅後に手は洗わない、宿題はせずにゲームに興じる、部屋は散らかしっぱなしとかなり自堕落ない生活をしていた。今日は部屋が汚いことを怒られたはるかは、ムッとしながら「私の部屋が散らかっていても誰も見ない」と言い返すと、いつになく真剣な表情でヨキコト様なる存在が見ているのだと告げた。現代においてそんな存在がいるとは到底信じれないと笑うはるかであったが、その日以来身の回りで奇妙なことが起こりはじめた……。土着の神様が登場する話。母の実家がある土地に根付く存在のようだ。ヨキコト様は子どもがいいおこないをしているかどうかを戸棚の隙間や、障子の穴の向こうからじっと見ている存在らしい。まるで、しょうけら、あるいは三尺(さんし)のようだ。戸棚の隙間からじっと見定めるようにこちらを見やる姿を想像すると気味が悪い。でも、子どもを懲らしめるための存在であるならば害はなさそう……と思っていた。しかし、母親と父親がヨキコト様の真実を語り、これまでの現象の原因を知った後、その中に一つだけおかしなものがあり、ぞぞっとした。はるかを怖がらせた存在は確かに「ヨキコト様」なのだろうか?それともヨキコト様を怖がるあまり作り出してしまった幻影か、はたまたその心に寄せられた別の悪しき者か……。ヨキコト様の正体は最後まで詳しいことが分からないため、色々な想像の余地があって面白い。 「音」は怖いが、幽霊に助けられた話。 祖父の四十九日の法要にやってきた有は始まった宴会に暇を持て余していた。昔話に花が咲き盛り上がる大人たち。暇を紛らわせるために、外に遊びに行こうとすると、弟の信といとこの咲が一緒についてくることになった。ぶらぶらしていると、やがて工場跡にたどり着いた。先ほど親戚たちが話していた工場の話を思い出し、興味がわいた3人は探検と称して工場内に侵入した。長い廊下を行ったり来たりして遊んでいると、入ってきた入り口が固く閉ざされていることに気が付いた。工場跡地に誘い込まれる様にして入り込み、閉じ込められてしまった3人。脱出を試みようと様々な場所を見て回るが、出られそうにない。中庭にいた野犬に吠えかけられ逃げ込んだトイレで有は急に耳が聞こえなくなってしまった。有たちを襲った恐怖体験は一連のものだと考えるとやや違和感。閉じ込められた状況から助けてくれた幽霊がわざわざ怖がらせるとは考えにくいので、耳が聞こえなくなってしまった原因の怪異と、助けてくれた幽霊との2つかな? 有が耳が聞こえない間、信と咲は何かを見たようだが、それが耳が聞こえなくなった原因かも。こちらの正体は知れない上に、跡地の曰くも作中では分からなかったので最後まで何者かは知ることができなかった。3人を結果として助けたとある人物たちが、昔の格好で出てきたという事は、この建物の中と外では時間の軸が違うのかな?昔、工場がまだ稼働していた頃のままで時が止まっており、その時空に迷い込んでしまって出られなくなってしまったのかも。そう考えると、助けてもらえてよかったし、出られてよかったと心の底から思った。

Posted by ブクログ