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日本人メジャーリーガー成功の法則 田中将大の挑戦 双葉新書
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日本人メジャーリーガー成功の法則 田中将大の挑戦 双葉新書

福島良一【著】

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日本人メジャーリーガー成功の法則 田中将大の挑戦 双葉新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 双葉社
発売年月日 2014/04/03
JAN 9784575154382

日本人メジャーリーガー成功の法則

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2014/08/03

「日本人メジャーリーガー成功の法則 田中将大の挑戦」 頑張れ、田中将大。 本書のタイトルは、日本人メジャーリーガー成功の法則、とうっていますが、メジャーリーグの誕生の背景、メジャーでの選手評価法にも触れており、メジャーをより楽しむ為の教科書のような仕上がりになっていると思いま...

「日本人メジャーリーガー成功の法則 田中将大の挑戦」 頑張れ、田中将大。 本書のタイトルは、日本人メジャーリーガー成功の法則、とうっていますが、メジャーリーグの誕生の背景、メジャーでの選手評価法にも触れており、メジャーをより楽しむ為の教科書のような仕上がりになっていると思います。 勉強になるのは、メジャー流選手評価法です。近年、選手の年棒査定や補強、チーム戦術に大きな影響を与える分析手法としてメジャーリーグで定着したのがセイバーメトリクスと呼ばれる分析手法です。 野球統計学の第一人者のビル・ジェームズが1977年に提唱したこの手法は、当初従来注目されていなかった出塁率や長打率を評価し、盗塁や犠牲バントの効果を否定するなど、伝統的な価値基準を否定した為、メジャー関係者から批判的な目で見られる事が多かったのですが、そんな手法に関心を抱いたのが、アスレチックスGMサンディ・アルダーソンでした。 彼は、まずはセイバーメトリクスが重視する出塁率と長打率を基準にマイナーリーグの打者をメジャーに昇格させます。その後、アスレチックスの経営が悪化した際には、メジャーリーガーもセイバーメトリクスを基準に評価し始めました。打率や本塁打、等で打者を評価する場合、高額年棒の選手しか集まりませんが、出塁率や長打率に注目すれば、年棒は安くても優秀な選手を集める事が出来るからです。そして彼の手法は、あの人に引き継がれます。そう、1997年にGMになったビリー・ビーンです。 ビーンの活躍は割愛しますが、彼ら2人の活躍によって、セイバーメトリクスは現在のメジャーには欠かせない存在となりました。 例えば、指標として有名なのは、投手ならWHIPやQS、K/BBですが、サイヤング賞を投票する野球記者達は、勝ち星や防御率だけでなく、これら指標を重視しています。過去にマリナーズのヘルナンデスが13勝12敗でサイヤング賞を受賞しましたが、防御率に加え、WHIP(1イニング当たり何人の走者を出すか)の数値が高かったことが高評価に繋がったと思われます。 因みに、WHIPが驚異的だったのが、2013年の上原浩治。彼の凄い所は、メジャー5年間のうち、4年間が0点台。巨人時代に遡っても、通算WHIPは1.01。これは、ほとんど先発としての記録ですからね。 さらにさらに、K/BB(1つの四球を与える間に何個の三振を奪うか)でもメジャー通算8.74(3点台なら一流)で、通算250イニング以上投げた投手の中では歴代最高。リベラでさえ、4点台なのに(通算年数の違いがありますが)。 因みに、その上原の獲得をレッドソックスに進言したのが、セイバーメトリクスの生みの親であるジェームズ。彼は、上原のK/BBの高さに着目し、年齢は関係なく投手としての能力の高さを評価した訳です。上原の活躍は、セイバーメトリクス理論の正しさを証明したと言えるかもしれせんね。 話は、日本人メジャーの成功の法則から、少しそれましたが、セイバーメトリクスだけでなく、打者や投手としての純粋な能力にも言及しています(内容としては、投手への言及の方が内容が濃いように思います)。 教科書としてオススメ。

Posted by ブクログ

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