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蔦屋 TSUTAYA JUZABURO
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蔦屋 TSUTAYA JUZABURO

谷津矢車(著者)

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蔦屋 TSUTAYA JUZABURO

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 学研マーケティング
発売年月日 2014/03/27
JAN 9784054059726

蔦屋

¥220

商品レビュー

4

33件のお客様レビュー

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2025/08/17

2025.8.17市立図書館 同じ著者の昨秋の書き下ろし時代ミステリ「憧れ写楽」がとてもおもしろかったので、返しに行った勢いで本棚で見つけた十年前の作品を借りてみた。 廃業した日本橋の地本問屋丸屋を若い蔦屋重三郎が買いうけて、ともに書店を大きくしていく話。大河ドラマでは丸屋さん...

2025.8.17市立図書館 同じ著者の昨秋の書き下ろし時代ミステリ「憧れ写楽」がとてもおもしろかったので、返しに行った勢いで本棚で見つけた十年前の作品を借りてみた。 廃業した日本橋の地本問屋丸屋を若い蔦屋重三郎が買いうけて、ともに書店を大きくしていく話。大河ドラマでは丸屋さんの主人が亡くなって、娘のていが蔦重といっしょになる展開だけれど、この作品では妻子に先立たれ店も潰した丸屋の主人が蔦重の雇われ店主になって、歌麿のめんどうをみつついっしょに事業を起こしていく。親子ほど年の離れた蔦重と歌麿それぞれとバディを組むかたちで50代からもう一花咲かせる丸屋小兵衛の語りがおもしろくてどんどん読める。中盤から松平定信の寛政の改革にどう巻き込まれどう抗っていくかという話になるので、大河の展開を占いつつ読み終えた。 蔦重が金勘定や版木・株などの財産以上に人の縁を結ぶこと、その縁をうまくつかって新しいものを生み出すことを楽しみ、江戸に風穴を開けることこそを大切にしてきた、という造形は大河ドラマにも通じるところがあったが、世間を見る目や世の中への抗い方、起死回生をかけた写楽売出しのエピソードあたりはちょっと駆け足で物足りない。作家自身もそこをもうすこし掘り下げるべく、十年越しで蔦重のいた世界を「憧れ写楽」として描き直したのかなと思った。 とはいえ、京伝が質素倹約令を批判するくだりは、コロナ禍の「不要不急」やステイホーム、三密のあおりでたいへんだった業界を思い出させ、重三郎が言論(出版)規制を批判するくだりも昨今のご時世に重なるところがあり、迫力があった。 武家の覆面戯作者にとっての寛政の改革のおそろしさはていねいに描かれていて(ドラマの34回直前というとてもいいタイミングで読めた)、恋川春町の最期はあっけなくも壮絶だった。

Posted by ブクログ

2025/05/02

【書名】 蔦屋 谷津矢車 【目的】 2025年の大河ドラマに蔦屋十三郎が主人公と聞いて、大河ドラマは興味ないもののなにした人なんだっけと知りたくなった。 選書に拘りはないが、天狼院書店の推薦する書籍だったことから、本書になんとなく決めた。 【印象に残ったポイント】 ・今昔、独...

【書名】 蔦屋 谷津矢車 【目的】 2025年の大河ドラマに蔦屋十三郎が主人公と聞いて、大河ドラマは興味ないもののなにした人なんだっけと知りたくなった。 選書に拘りはないが、天狼院書店の推薦する書籍だったことから、本書になんとなく決めた。 【印象に残ったポイント】 ・今昔、独裁国家では事業が不自由 →日本は規制で既得権益を保護している部分はありつつ、江戸幕府しかり中国しかり、独裁国家の治世ではいまの日本よりも行政のもつ権力が強い。 このことから、不都合には理不尽で対処されるリスクがある。本書の中でも政治的リスクが顕在化し、人治国家的な行政罰を喰らった場面があり。。 ・イエというカルチャーの強さ →吉原の内と外で婚姻関係を結びにくい、お上の呼び出しをくらったら家を守るために自決する、など。いまの日本で生きていてわたしは差別を実感した場面はないため、個人的には隔世の感がある。 ・公衆衛生や医療インフラが当然ながら現代とは段違い。 →小兵衛の家族が流行り病でなくなった点より。 ・50過ぎたら隠居する人生観 →現代の都市部では隠居されたシニアが病院の待合を使ってサロン的に暇つぶししている風景をときに見かけるが、平均余命が数年の状態から隠居するのと、長い隠居でとくにすることもなく病院サロンに通うのは一体どちらがマシなのだろうか。 それはさておき、わたしは何らかの形で生涯現役で張り合いもって働きたいなと思った。 ・蔦屋十三郎を客観視する話者の目線 →本人に対する周囲の反応を主観的に描くことで、へらへらと強かに辛くも楽しく事業を営む十三郎が効果的に浮き彫りにされていると感じた。 ・現代の価値観をうまく混ぜ込んだ狂言回し →価値観も職業選択も移動も不自由だった世の中で、後世に何が残せたのだという問いがある。 わたし的にこの問いは現代の自己決定の結果を問うものという印象がある。 この時代でもこんなこと考えてたのか、疑問に思う点はあるが読者からすると腑に落ちやすい語り口。 【具体的に生活や仕事にどう活かすか】 とくに、活かす点はなし。 【ふりかえり・気づき】 ・事業を営むにはPEST分析が大事 ・解釈の余地がある法律を踏みそうなときは、前例に倣う。 【要点】 『蔦屋』は、江戸時代中期に実在した出版人・蔦屋重三郎の生涯を描いた歴史小説である。物語は、彼の型破りな商才と文化への情熱を通じて、当時の出版業界や社会の在り方を浮き彫りにしている。 各章の主要ポイント 第1章:出会いと転機 日本橋の老舗書店「丸屋」の店主・小兵衛は、時代の変化に取り残され、店の閉店を考えていた。そんな折、吉原で成功を収めた若き出版人・蔦屋重三郎と出会う。彼の革新的な考えに触れ、小兵衛は再起を決意する。 第2章:革新と挑戦 重三郎は、従来の出版の枠を超え、浮世絵や読本など新たなジャンルに挑戦する。彼のもとには、喜多川歌麿や山東京伝などの才能が集まり、江戸の出版文化に革命をもたらす。 第3章:弾圧と試練 寛政の改革により、出版物への統制が強化される。重三郎は、表現の自由を守るために奔走するが、幕府からの弾圧に直面する。彼の信念と行動が試される時期である。 第4章:信念と継承 弾圧を受けながらも、重三郎は出版を続ける。彼の姿勢は、周囲の人々に影響を与え、次世代へと受け継がれていく。小兵衛もまた、彼の影響を受けて成長していく。 第5章:終焉と遺産 重三郎の死後、彼の遺志は弟子たちによって受け継がれる。彼の革新と情熱は、江戸の出版文化に深い影響を与え、後世に語り継がれることとなる。

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2025/01/09

今年の大河ドラマスタート前に、毎年恒例(?)の予習読書。 スタートにはちょっと間に合わなかったけど…… タイトルは「蔦屋」だが、主人公は蔦重ではない。 蔦重を取り巻く人たちが中心なので、ガッツリ蔦重について知りたかった私には、ちょっと物足りなかった。 正直この本だけでは、まだ蔦...

今年の大河ドラマスタート前に、毎年恒例(?)の予習読書。 スタートにはちょっと間に合わなかったけど…… タイトルは「蔦屋」だが、主人公は蔦重ではない。 蔦重を取り巻く人たちが中心なので、ガッツリ蔦重について知りたかった私には、ちょっと物足りなかった。 正直この本だけでは、まだ蔦重の魅力はよくわからない。 仕事仕事で家庭を顧みなかったおじさんたちには、なにか刺さるところがあるかもしれない……。

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